【若駒S】ヴェロックスが復活の完勝 クラシック戦線に名乗り

スポーツ報知
1着のヴェロックス

 1月19日の京都10R・若駒S(3歳オープン、芝2000メートル、8頭立て)はジャスタウェイ産駒で2番人気のヴェロックス(牡、栗東・中内田充正厩舎)が好位から抜け出す完勝で2勝目を挙げた。1番人気だったサトノウィザード(牡、栗東・松田国英厩舎)は1馬身3/4差の2着。勝ち時計は2分0秒7だった。

 発馬直後から楽に好位へつけると、向こう正面で折り合っての追走。勝負どころでも楽な感じで加速すると、直線入り口で早くも先頭へ。ラスト1ハロン手前では外からサトノウィザードが脚を伸ばしたが、その差は全く詰まらなかった。

 騎乗した川田将雅騎手は「いい経験ができたレースだったと思います。本当に良くなるには、まだ時間がかかりそうな気がするし、一戦ごとに良くなってくれれば」と今後の成長に期待。中内田調教師も「まだ良くなりそうな成長の余地がある」と振り返ったが、今後を見据えるうえで、今年からリステッド競走となった出世レースで大事な賞金加算に成功。「今日はそこですよね」とホッとした表情を浮かべていた。

 ヴェロックスは昨年8月の小倉での新馬を8馬身差で圧勝。ジャスタウェイの初年度産駒の代表格として注目を集めていたが、その後の野路菊S、東京スポーツ杯2歳Sは2、4着と勝ち星から遠ざかっていた。

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