【根岸S展望】東京コース巧者サンライズノヴァが中心…初ダートのNHKマイルC覇者ケイアイノーテックにも注目

スポーツ報知
根岸Sの登録馬。*騎手は想定

 第33回根岸S・G3が1月27日、東京競馬場のダート1400メートルを舞台に行われる。

 前走のチャンピオンズCは6着に終わったサンライズノヴァ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)。東京のオープン特別を連勝し、武蔵野S制覇から挑んだ大一番だったが、出遅れたうえ、直線の伸び脚はいまひとつだった。全7勝中、東京で6勝の好相性。差しが決まりやすい、1400メートルの舞台も、グリーンチャンネルCを連覇中と得意としているだけに楽しみは広がる。

 前走のカペラSで重賞初挑戦初制覇を飾ったコパノキッキング(セン4歳、栗東・村山明厩舎)。以前は鋭いダッシュからの先行策をウリにしていたが、3走前(藤森S=準オープン)で差しに転じてから怒とうの3連勝。抜群の末脚を武器にブレイク中だ。初の左回りの競馬だが、絶好調のマーフィー騎手が巧みに導き重賞連勝を狙う。

 NHKマイルC覇者のケイアイノーテック(牡4歳、栗東・平田修厩舎)は、その後、毎日王冠(5着)、マイルCS(11着)、阪神C(6着)と着順的にやや頭打ちの感。今回初めてダート戦に舵を切ったが、母ケイアイガーベラ(父スマーティジョーンズ)はダート9勝馬。カペラS、プロキオンSと重賞を2勝している。スピード、パワー兼備の配合で初の砂にとまどわなければ勝機まで。

 JBCスプリント2着と格上的存在のマテラスカイ(牡5歳、栗東・森秀行厩舎)。2番手から運んだ前走の兵庫GT(5着)は伸びきれなかったが、乗り慣れた武豊騎手騎乗なら持ち前の速力を生かし即反撃。

 2016年のフェブラリーS勝ち馬モーニン(牡7歳、栗東・石坂正厩舎)は咋シーズンもコリアCを勝っており、大きな能力減退はない。中央場所でもJBCスプリント、カペラS連続3着と安定感の走りを見せるキタサンミカヅキ(牡9歳、船橋・佐藤賢二厩舎)。9歳ながら充実一途で、大崩れのイメージはない。カペラS2着サイタスリーレッド(牡6歳、栗東・池添兼雄厩舎)、高いレベルで安定しているユラノト(牡5歳、栗東・松田国英厩舎)もエントリー。(大上 賢一郎)

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