【こちら日高支局です・古谷剛彦】冬季繁殖馬セールにミスパスカリなど上場

スポーツ報知

 中央競馬は1開催を終え、南関東は今週の大井開催で4場すべての競馬がスタート。馬産地ではキタサンブラック初子のニュースがあったり、種付けシーズンを直前に控え、今年の配合を検討する時期でもある。

 種付けシーズンを前に、(株)ジェイエス主催「冬季繁殖馬セール」が23日、北海道新ひだか町静内の北海道市場で開催される。08年から冬季開催はスタート。現役引退馬を中心に上場される。競走馬市場を含め、牝馬の流通促進を狙う目的で実施される繁殖馬セール。競走後にもセールがあることが、徐々に馬主の方々にも認知され、上場する側に立つだけでなく、バイヤーとして参加する人も増えてきた。

 今回のセールは、22日現在で1頭の欠場が発表されており、36頭が上場を予定している。マウントロブソンやポポカテペトルの母として知られるミスパスカリ(牝18歳、父ミスターグリーリー)や、アイアンテーラーの半姉で、ルヴァンスレーヴやチュウワウィザードをおいに持つエルパンドール(牝6歳、父ネオユニヴァース)に、問い合わせが多いと、ジェイエス関係者は話していた。

 また、カタログ作成後に、2頭の追加上場が発表された。アリスマイン(牝10歳、父タニノギムレット)は、交流重賞で活躍したアイスドールやオウケンビリーヴなどを姉妹に持ち、新種牡馬として評判高いリオンディーズを受胎している。また、もう1頭は、未供用馬のカツゲキミヤビ(牝4歳、父サウスヴィグラス)で、東海の雄・カツゲキキトキトの半妹にあたる。

 「冬季繁殖馬セール」は、正午に開場、競り開始は午後1時半を予定している。セール当日は、インターネット中継(http://js‐live.online/)での視聴もできる。(競馬ライター)

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