【京都記念】松若騎手好騎乗でダンビュライト重賞2勝目!

スポーツ報知
松若騎乗のダンビュライト(左)が混戦を抜け出し、重賞2勝目を挙げた

◆第112回京都記念・G2(10日、京都・芝2200メートル、良)

 第112回京都記念・G2が10日、京都競馬場で行われ、6番人気のダンビュライト(松若騎乗)が好位追走からゴール前の大接戦を制し、昨年のアメリカJCC以来の重賞2勝目を挙げた。

 ラスト200メートル。一度は抜け出した松若とダンビュライトにステイフーリッシュ、マカヒキが外から迫る。しかし、譲れない。祈るような左ステッキにしぶとい加速で応え、先頭でゴールに飛び込んだ。「本当によかった」。松若がホッとした表情を浮かべた。自身の所属厩舎の同馬とはこれまでコンビで2戦2勝ながら、今回は約1年2か月ぶりの騎乗。「こういう機会をモノにしないといけない」。レース前から何度も口にしていた強い決意。自身の約2年ぶりでもある重賞勝利は最高の“答え”だった。

 昨秋の天皇賞では馬場入り後に暴れ、競走除外となるなど気性の難しさを抱えるが、分厚いメンコ(覆面)の着用など陣営の対策も実った復活V。「能力のある馬。僕自身も上を目指していきたいです」。寒波の中でも、松若の顔から笑みが絶えない。人馬が飛躍の一年へ、大きな一歩を踏み出した。(山本 武志)

 ◆ダンビュライト 父ルーラーシップ、母タンザナイト(父サンデーサイレンス)。栗東・音無秀孝厩舎所属の牡5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は18戦4勝(うち海外1戦0勝)。総収得賞金は2億7463万5000円(うち海外0円)。主な勝ち鞍はアメリカJCC・G2(18年)。馬主は(有)サンデーレーシング。

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