【次回注目馬】”エンジン”かかるの遅くても3着のレッドグラティアスに期待

スポーツ報知

◆レッドグラティアス(2月10日、東京3R・新馬戦、ダート1600メートル=3着)

 最後の最後に”エンジン”がかかった。4角を7番手で通過すると、ゴール前約300メートル手前で外に出したが、なかなか”エンジン”がかからず。好位のミッキーセオリー(1着)、クワドラード(2着)が、逃げていた1番人気のフロントライン(8着)をかわして前に出た後のゴール200メートル手前から、やっと軽快なリズムを刻み、最後に伸び脚を見せて3着に入った。

 「前半は後方からの競馬だった。徐々に脚を使ってくれた。今後変わってきそう」と北村宏騎手は手応え。“戦闘モード”に入るのに時間がかかった印象はあるが、上がりの3ハロンは16頭中2位の37秒7だった。

 終わってみれば初戦で上々の出来。「もっと成長してくると思うし、今後につながる」と北村宏騎手。経験値を積み重ねれば、”エンジン”のかかりももう少し速くなるはず。潜在能力を見せつけたラスト200メートルだっただけに、今後に大きく期待できる1頭だ。(恩田 諭)

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