【こちら日高支局です・古谷剛彦】今年デビューのゴールドシップ産駒が驚きの好時計

スポーツ報知

 12日から日高地区の種牡馬展示会がスタート。その初日は、新冠町のビッグレッドファーム(以下、BRF)と優駿スタリオンステーション(以下、優駿SS)の展示会が行われた。BRFは、逆輸入の形で再び日本での種牡馬生活が始まるダノンバラードや、初年度産駒が今年デビューを迎えるゴールドシップなど8頭が展示された。

 その後、ゴールドシップ産駒の動きを見てもらおうと、4頭の公開調教が行われた。その中で、スペースシップ(牡2歳、美浦・国枝厩舎)が4ハロン51秒9、マイネルコロンブス(牡2歳、栗東・清水久厩舎)はマイネルミラノと併せて4ハロン51秒8をマークした。明和の坂路は普通、2歳馬なら53秒台で動く部類になるが、51秒台が計時された時には、見学していた関係者も仕上がりの早さと動きの良さに驚いていた。

 優駿SSは、6頭の新種牡馬を含む22頭が展示された。15年有馬記念を制したゴールドアクター、昨年の天皇賞・春で接戦をモノにしたレインボーライン、17年JBCスプリントの覇者・ニシケンモノノフ、14年と15年の南部杯を連覇したベストウォーリア、昨年の宝塚記念を勝ったミッキーロケット、15年全日本2歳優駿でダート王に輝いたサウンドスカイがスタッドイン。アジアエクスプレスやシルバーステート、エスポワールシチー、ヘニーヒューズなど人気種牡馬たちも元気な姿を見せていた。

 モーリスに次ぐスクリーンヒーローの後継種牡馬となったゴールドアクターは、現役時に管理していた中川調教師は「テンションは相変わらず高いなと思いましたが、馬場に入ると落ち着きが出て、オンとオフがしっかりした馬なんです。芝のG1馬ですが、乗る騎手たちはダートも上手いと話していたので、あらゆる可能性を持った種牡馬だと思います」と話していた。(競馬ライター)

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