【フェブラリーS 菜七子G1に挑む】菜七子「よかった」希望の「7枠」

スポーツ報知
ラッキーカラーの赤いネックウォーマーを着用する菜七子。騎乗するコパノキッキングは7枠11番に決まった

 ◆第36回フェブラリーS・G1(17日・ダート1600メートル、東京競馬場)

 今年最初のJRA・G1、第36回フェブラリーSは17日、東京競馬場で行われる。JRA女性騎手初のG1騎乗となる藤田菜七子騎手(21)がコンビを組むコパノキッキングは、願い通りの「7枠」11番に確定した。

 菜七子の願いがかなった。「外目の枠がいいと思っていたので、7枠に入って良かったです」。枠順が決まってすぐ、小倉競馬場へ届いた朗報。自然と笑みがこぼれた。

 陣営も同じ思いだ。実は菜七子が栗東トレセンでキッキングに初騎乗した8日、菜七子、村山明調教師、Dr.コパこと小林祥晃オーナーによる“3者会談”が京都で開かれた。その場でオーナーが「キッキングは芝スタートはあまりうまくないし、外の枠がいい。菜七子の『七』だしね」と熱望したのが7枠だった。望み通りの結果となり「本当にいいところを引きましたね」と声を弾ませる。

 91年の天皇賞・秋(プレクラスニー)でG1初騎乗初制覇を飾った江田照男以来、史上3人目の快挙に挑む菜七子は「他の馬を気にせず、自分の競馬をしていけたら」と改めて誓った。小林オーナーも「彼女の風水のおかげですよ。最近ではラッキーカラーの赤いものも身につけているしね。ここまで本当にうまくいきすぎている。本当に風水ってすごいね」と勝利を意識。“強運”も味方につけて、歴史に名を刻むか。(松浦 拓馬)

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