【京都牝馬S】9番人気のデアレガーロが重賞初V 休養明け32キロ増で差し切った!

スポーツ報知
デアレガーロ(左)は2着のリナーテ(右)に半馬身差をつけて優勝

◆第54回京都牝馬S・G3(2月16日、京都・芝1400メートル、良)

 京都競馬場で行われた第54回京都牝馬S・G3は9番人気のデアレガーロ(池添騎乗)が直線で差し切って、重賞初Vを決めた。

 大きく成長し、昨年の雪辱を果たした。デアレガーロは3か月半の休養を挟んで32キロ増、自身最高の486キロの馬体重での出走。9番人気の低評価をはね返すように、中団から馬群を縫って進出すると、ゴール前で鮮やかに抜け出した。「32キロは驚いたけど、しっかり絞ってのものと聞いたので、大竹調教師を信じて乗りました。去年は惜しい2着だったので、借りを返すことができました」と池添は5歳牝馬を重賞初制覇に導き、胸を張った。

 「しっかりと走ってくれました。ただ、左回りに良績がありません。一度放牧に出して、これからについてはじっくり考えたい」と大竹師は今後については慎重なコメント。それでも昨年の有馬記念を制し、最優秀3歳牡馬に輝いたブラストワンピースのタッグが牝馬の重賞ウィナーを手駒にそろえ、春のG1戦線をおもしろくしていく。

 ◆デアレガーロ 父マンハッタンカフェ、母スーヴェニアギフト(父スーヴェニアコピー)。美浦・大竹正博厩舎所属の牝5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算14戦6勝。総収得賞金は1億2342万7000円。重賞初勝利。馬主は(有)サンデーレーシング。

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