【次回注目馬】三浦騎乗のブルーコーラルは“スキ”を見せながらの４着

◆ブルーコーラル（２月１６日、東京４Ｒ・新馬戦、ダート１４００メートル＝４着）

　オレンジの帽子が目立ったレースだった。４角１０番手で直線に入ったブルーコーラルが、外から着実に脚を伸ばした。内の位置取りから伸びた１６番人気のチバタリアンがゴール前で差し切った競馬。そこに目がいきがちだが、外から伸びた同じ７枠のオレンジ帽、ブルーコーラルも手応え十分な一戦だった。

　鞍上の三浦皇成騎手も「競馬にちょっとなじめなくて、ゲートは出たけど物見していた。最後に来ているので、経験になったと思います」。抜群のスタートを切ったが、物見している間にすぐに後続に追いつかれた。そうした“ハンデ”がありながらも、軽やかな脚さばきで最後の直線で伸びた。

　使ったことで、競馬を学んだはず。競馬を知れば、その能力は十分通用すると思われる。２戦目はさらに良化する素質を持っているはずだ。（恩田　諭）