【中山記念】復活狙う4歳オルフェーヴル産駒 ラッキーライラックが始動

スポーツ報知
秋華賞以来となるラッキーライラック。立て直されての始動戦だ

◆第93回中山記念・G2(2月24日・芝1800メートル、中山競馬場)

 第93回中山記念・G2(24日、中山)で、強い“4歳世代”のオルフェーヴル産駒2頭が復帰戦を迎える。17年最優秀2歳牝馬のラッキーライラックは、昨年の牝馬3冠でアーモンドアイ相手に〈2〉〈3〉〈9〉着。4か月半ぶりでも態勢は整っており、15年ヌーヴォレコルト以来の牝馬Vを目指す。昨年の菊花賞8着以来となる皐月賞馬エポカドーロもエントリー。再び輝きを取り戻すことができるか。

 一昨年の2歳女王ラッキーライラックが、復活をかけて始動する。松永幹調教師は「一から立て直しました。体を減らさず調整できて、動きもいい。今回は中身が全然違います」と力を込める。

 昨夏に右後脚の球節に腫れが見つかり、ローズSを回避。ぶっつけとなった秋華賞は見せ場なく9着に沈んだ。トレーナーは「牝馬3冠の最後なので、レースに合わせて使った。走っていないのに競馬の後に息が入らなかったのは、馬ができていなかったということ」。その後はいったん完全に休養させ、状態が上がるのを待って復帰時期を決定。焦らず調教を重ねられたことで、納得のいく態勢が整った。

 「春はヴィクトリアマイル(5月12日、東京)が目標になると思いますが、今後の路線を決めるうえでも重要な一戦。斤量53キロで出られますし、中山の1800メートルもいい」と松永幹師。G1馬4頭を撃破し、同世代のトップを走る“4冠馬”アーモンドアイの背中に少しでも近づく。(吉村)

<復調気配漂うエポカドーロ>

 菊花賞8着後は無理せず休養に入り、皐月賞を勝った中山で始動。帰厩後の乗り込みは順調に進んでおり、藤原英調教師は「春にダービーまで目いっぱいに走ったから、さすがに秋はしんどかったかな。疲れがなくなった今は雰囲気や動きが違ってきている」と復調気配を感じ取る。(栗東)

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