【すみれＳ】武豊も手応え！キスラー伸び抜群

◆すみれＳ追い切り（２０日・栗東トレセン）

　リステッド競走のすみれＳ（２４日、阪神）で無傷の２連勝を狙うディープインパクト産駒のキスラーが２０日、栗東・ＣＷコースで最終追い切り。騎乗した武豊、見届けた池江調教師も納得する抜群の動きを見せた。

　ＣＷコースで外のシルヴァーソニック（３歳未勝利）と併せ馬。追ってからの反応は素早く、シャープな伸び脚で首差先着し、４ハロン５２秒３―１１秒８の時計も優秀だった。「動きは良かった」と武豊が笑みを浮かべれば、池江師は「素晴らしかった。（デビュー戦の時から）ガラッと変わりましたね」と絶賛した。

　母に米Ｇ１・２勝馬を持ち、１７年のセレクト１歳セールで１億９５００万円の値がついた血統馬。デビュー戦は前残りの競馬を外から一気に差し切り、スケールの大きさを感じさせた。「追い出して、いい感じで沈んでいた。頭数は少ないけど強い馬が出てくる。試金石の一戦」とユタカ。格上挑戦でも逆転を狙える手応えだ。（山本　武志）