全日本２歳優駿２着馬デルマルーヴルがＵＡＥダービーに出走へ　結果次第で米３冠参戦も

　昨年１２月の交流Ｇ１、全日本２歳優駿で２着のデルマルーヴル（牡３歳、美浦・戸田博文厩舎）がＵＡＥダービー・Ｇ２（３月３０日、メイダン競馬場・ダート１９００メートル）に出走することが２１日、分かった。

　戸田博文調教師が明らかにしたもので、「招待を受諾しまして、ドバイに行きます。騎手は未定です。その後は、可能であれば、そのまま仮登録している米国へ」と説明。ＵＡＥダービーの結果次第で、すでに予備登録を済ませている米３冠競走のケンタッキーダービー（５月４日、チャーチルダウンズ競馬場・ダート２０００メートル）、プリークネスＳ（５月１８日、ピムリコ競馬場・ダート１９００メートル）、ベルモントＳ（６月８日、ベルモントパーク競馬場・ダート２４００メートル）へ向けて、渡米するプランが検討されている。

　同馬は父パイロ、母カリビアンロマンス（父コマンズ）の血統で、昨年８月に札幌でデビュー。２戦目から未勝利、オキザリス賞（５００万）と連勝で臨んだ交流Ｇ２の兵庫ジュニアグランプリを４馬身差の快勝で重賞初制覇。続く全日本２歳優駿ではノーヴァレンダに頭差の２着。今年初戦のヒヤシンスＳは３着に終わったが、海外に矛先を向けることになった。