安平町ノーザンファーム、２１日の北海道地震による被害なし

　２１日午後９時２２分に北海道胆振地方中東部を震源とする地震が発生したことを受けて、震源地に近い北海道安平町のノーザンファームは２２日、大きな被害がなかったことを報告した。

　地震発生直後には、サンデーサラブレッドクラブのホームページでノーザンファーム早来、空港、イヤリング、追分ファーム、同リリーバレーでは人馬ともに大きな被害が出ていない旨を緊急速報で更新。この日は、ノーザンファームの担当者が改めて「近隣の牧場では人馬の被害、建物の損壊も含めて、大きな影響はなかったとの報告を受けています」と説明した。昨年９月６日の北海道胆振東部地震では、日本ダービー馬ワグネリアンの母ミスアンコール（１２歳）が、けい養先のノーザンファームイヤリングで骨折。安楽死となる事故が起きていた。

　また、同じ安平町にある社台スタリオンステーションの担当者は「建物内で物が倒れたりなどはありましたが、人馬に大きな被害はありませんでした」と話した。