【春麗ジャンプS】トラスト、2月末で引退する中村均調教師に3連勝届けた!

スポーツ報知
今月末の引退を前に、春麗ジャンプSをトラストで制した中村調教師(左)(左から4人目は熊沢)

◆春麗ジャンプS(2月23日・障害3200メートル、中山競馬場、良)

 23日の中山8R、春麗ジャンプSは、2月末で定年引退する中村均調教師(70)=栗東=が管理する1番人気のトラストが2着に2秒の大差をつけ、オープン特別2連勝を含む障害戦無敗の3連勝で制した。調教師席で見守った中村師は「こんなに強いとは思わなかった。別れるのがつらいくらい」と話し、別れを惜しむファンからサイン攻めにあった。

 16年の川崎所属時に地方馬として13年ぶりに札幌2歳S・G3を制覇。中央移籍後は平地未勝利だったが、障害に転向し、新たな才能が開花した。手綱を執る熊沢も「まだまだ余裕がある。強いですね」と手応えをつかんだ。今後は「弟子の長谷川が後を継いでくれて、オジュウチョウサンに挑戦する」と中村師。元騎手で、3月に新規開業する長谷川浩大調教師(35)=栗東=の厩舎に所属し、障害界の絶対王者、オジュウチョウサン撃破を狙う。馬の状態を見て次走を決めるため、直接対決は秋の可能性が高い。

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