【高松宮記念】菜七子騎手、G1馬の背中初体験!スノードラゴン1週前追い切りに騎乗「すごくパワーのある馬」

スポーツ報知
G1馬スノードラゴンの追い切りの手綱を執った藤田菜七子

◆高松宮記念1週前追い切り(15日・美浦トレセン)

 藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本厩舎=は15日、美浦トレセンで、G1馬スノードラゴン(牡11歳、美浦・高木厩舎)に初めて騎乗した。自身2度目のG1となる高松宮記念(24日、中京)へ向けて、坂路で1週前追い切りを行い、馬なりで52秒3―13秒2をマークした。

 デビュー4年目の菜七子が初めてまたがったG1馬は、年を重ねて真っ白な馬体になった14年のスプリンターズSの覇者。坂路に入ると、スノードラゴンが頭を上下させて、勢いよく駆け上がった。「11歳とは感じないような走りでした」と菜七子は初タッグの印象をストレートに伝えた。「(高木)先生には55秒くらいと言われてたんですけど、馬場も走りやすくて、馬も元気いっぱいで、時計が出ました」とG1ウィナーの走りを実感した様子。高木調教師も「元気な証拠ですね。年齢のことは忘れるくらい」と笑いをまじえて話した。

 今年最初のG1のフェブラリーSでJRA女性騎手として初めてのG1騎乗を経験。続くG1の高松宮記念では、今回がこのレース5度目のベテランが相棒となった。14年2着のあと、16年以降は〈7〉〈7〉〈9〉着だが、昨年は勝ち馬から0秒5差。「おとなしくて、すごくパワーのある馬です。頑張ります」と初の芝のG1騎乗へ意気込みを示した。

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