【阪神3R新馬戦】3番人気キャノンバローズ、西の3歳新馬ラストを制す 松山「伸び返してくれました」

スポーツ報知
キャノンバローズ(左)がチャチャチャをゴール前で競り落とす

 3月16日の阪神3Rの新馬(ダート1800メートル=16頭立て)は、3番人気のキャノンバローズ(牡、父エンパイアメーカー=栗東・斉藤崇史厩舎)が直線の競り合いを首差制して勝利。今年の関西の3歳新馬ラストを飾った。勝ち時計は1分56秒6。

 ゲートで跳び上がるようになって出遅れたが、向こう正面で外から動いていき、外の3番手に収めた。直線で抜け出した直後、内からチャチャチャに一度かわされる形になったが、そこから伸び直して競り合いを首差制した。松山弘平騎手は「少し馬っけを出したり、まだ幼い面があってゲートも跳ぶようにして出ましたし、道中も気の悪さを出していたのでスムーズに早めの競馬をしようと動いていきました。力があるので、そういう形でも押し切ってくれました。最後は内から来て、また伸び返してくれました」と能力を評価した。

 斉藤崇史調教師は「エンパイアメーカー産駒で気の悪いところがあり、スタートをもともと気にしていたけど、今日は両サイドが牝馬でもあり、ゲートの中で座り込んでいたみたいです。まだ幼くて気難しく、そこが課題ですが、物見して遊びながら走って、最後は内から来てまた伸びてくれたように力はあると思います」と成長に期待を込めた。

 2着には4番人気のチャチャチャ(和田竜二騎手)が入り、1番人気のキャスノワゼット(鮫島克駿騎手)は10着だった。

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