【高松宮記念展望】武豊騎手騎乗予定のモズスーパーフレアVS重賞連勝中のダノンスマッシュ

スポーツ報知
高松宮記念の登録馬。*騎手は想定

 第49回高松宮記念・G1が24日、中京・芝1200メートルの舞台で行われる。

 前走のオーシャンSを抜群のスピード能力を生かして逃げ切ったモズスーパーフレア(牝4歳、栗東・音無秀孝厩舎)がここも主役を張りそうだ。前半3ハロン32秒3と暴走気味のハイペースでも最後までフットワークが乱れることがなかった走りは秀逸。パワーも備え、V最有力。

 京阪杯、シルクロードSと危なげないレースで連勝中のダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が強敵。父ロードカナロア譲りの速力、パワー。左回りは良績がないが、それは本格化前のこと。しっかり対応して逆転をうかがう。

 スキャットダディ産駒のミスターメロディ(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)が不気味な存在。1番人気に推された阪急杯は7着に敗れたが、道中の接触で直線も内に外に蛇行した参考外の一戦。ファルコンSを勝った中京、そして初めての芝1200メートルはドンピシャの可能性がある。

 阪急杯2着と力を見せたレッツゴードンキ(牝7歳、栗東・梅田智之厩舎)も圏内。17年、18年と連続2着の実績は侮れない。全盛期の弾みは感じられないが、大きな能力減退もなく、このメンバーならの期待。

 久々、32キロ増で京都牝馬Sを制したデアレガーロ(牝5歳、美浦・大竹正博厩舎)、昨年3着のナックビーナス(牝6歳、美浦・杉浦宏昭厩舎)は調子を維持しており、互角の戦いが可能。

 ロジクライ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)は初距離で新味が出るか。2年前の覇者セイウンコウセイ(牡6歳、美浦・上原博之厩舎)、藤田菜七子騎手2度目のG1挑戦の相棒スノードラゴン(牡11歳、美浦・高木登厩舎)、アレスバローズ(牡7歳、栗東・角田晃一厩舎)は唯一のディープインパクト産駒で中京は3着を外しておらず、警戒が必要。(大上 賢一郎)

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