【高松宮記念】ダイメイプリンセス、狙う親子制覇 天国の父・キングヘイローは2000年V

スポーツ報知
弔い合戦に臨むダイメイプリンセスは遅れも心配なし

◆高松宮記念追い切り(20日・栗東トレセン)

 ダイメイプリンセスは20日、栗東・坂路でダイメイフジと併せ、ラスト1ハロンを伸ばして54秒1―12秒5。いっぱいに追われた僚馬に1馬身半遅れてゴールしたが、森田調教師は「日曜に速めの時計(坂路で56秒5)が出ているし、あまりやる必要はない。ごく普通の時計」と問題なしを強調した。

 前走は14キロの馬体減に加え、発馬後手から終始外を回る厳しい展開。荒れた馬場も合わなかった。森田師は「体は戻っている。スタートをうまいこと出てくれたら、いい勝負ができると思う」と、ロスの少ない立ち回りで反撃は可能とみる。

 19日に、父キングヘイローが老衰のため24歳で死んだ。その父は00年の同レース覇者。09年には産駒のローレルゲレイロが勝っており、G1昇格後では唯一の親子制覇となっている。血統的に中京6ハロンで激走する下地は十分。天国の父に勝利を捧(ささ)げるか。(吉村 達)

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