17年エリザベス女王杯Vのモズカッチャンが右前浅屈腱炎のため引退 繁殖入り 鮫島師「いい子を出してほしい」

スポーツ報知
17年11月、第42回エリザベス女王杯でG1初優勝したモズカッチャン

 JRAは3月21日、17年のエリザベス女王杯を制したモズカッチャン(牝5歳、栗東・鮫島一歩厩舎)が右前浅屈腱炎を発症したため、競走馬登録を抹消したと発表した。今後は生まれ故郷の北海道日高町・目黒牧場で繁殖馬となる予定。

 同馬は父ハービンジャー、母サイトディーラー(父キングカメハメハ)の間に生まれた黒鹿毛の牝馬。16年12月にデビューし、17年フローラS・G2では12番人気の低評価を覆して重賞初制覇。オークス(2着)、秋華賞(3着)ではタイトルに一歩届かなかったが、3歳秋のエリザベス女王杯でG1初制覇を飾った。18年春にはドバイ・シーマクラシックに参戦(6着)。同年秋の連覇のかかったエリザベス女王杯は3着だった。今月10日の金鯱賞(9着)がラストランとなった。通算成績は15戦4勝(うち海外1戦0勝)。JRAでの獲得賞金は2億8837万4000円(付加賞含む)。

 鮫島調教師「厩舎のG1初制覇となった馬で、すごく感謝しています。引退することになり、すごく残念ですが、無事に繁殖に上がることができました。いい子を出してほしいです」

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