【マーチS】8番人気のサトノティターン、直線一気で重賞初挑戦V

スポーツ報知
サトノティターンが豪快な差し切りで重賞初制覇を決めた

◆第26回マーチS・G3(3月24日・ダート1800メートル・中山競馬場、良)

 第26回マーチS・G3は中山競馬場のダート1800メートルで行われ、8番人気のサトノティターンが直線一気を決めて、重賞初挑戦Vを果たした。

 道中は中団後方をリズムよく進み、直線は上がり最速タイの36秒6の末脚で豪快に差し切った。ふらつきながら差し切ったデビュー戦の手綱も執っていた石橋は「力があるのはずっと分かっていたが、気性とか難しいところがあった。そのあたりが良くなって力を出せるようになったのが、この結果につながった」と胸を張った。

 サトミホースカンパニーの里見治代表(同馬の名義は長男の治紀氏)は「前回くらいからムチを打ってもまっすぐ走れるようになってきた。黒王号(漫画『北斗の拳』に出てくる巨漢馬)のような大きい馬だし、これから楽しみが広がるかな」と期待馬の素質開花を喜んだ。次走は未定も、地方交流を含めた重賞路線を歩むことになりそうだ。

 ◆サトノティターン 父シンボリクリスエス、母マチカネチコウヨレ(父デピュティミニスター)。美浦・堀宣行厩舎所属の牡6歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算9戦5勝。総収得賞金は9432万8000円。重賞初勝利。馬主は里見治紀氏。

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