【次回注目馬】発馬遅れも3着惜敗のハーメティキスト 石橋「広いコースで切れさせた方が」

スポーツ報知

◆ハーメティキスト(3月24日、中山6R・3歳500万、芝1800メートル=3着)

 スタートでやや出遅れ。10頭立てで、9番手を進んだが、ジリジリ押し上げて、4角は7番手に進出した。石橋脩騎手の左ムチに反応し、外にいたヴァンケドミンゴとともに追い込んでの3着。「前向きさもあったし、しまいは伸びてきている」と石橋。勝ち馬と0秒2差の3着と惜敗はしたが、クラス通用の能力を感じた内容だった。

 オイシン・マーフィー騎手とコンビを組んだ昨年12月の未勝利戦(中山・芝1800メートル)を勝った際も発馬で出遅れた。今回は厩舎でもゲート練習に重点を置いたため、「練習の効果もあって、ちょっと遅れたけどスタートを切れた」と石橋もゲートの向上を実感している。それでも、「今日の競馬だとある程度前が欲しかった」と振り返ったように、後方からの位置取りが最後まで響いた。

 「広いコースで(しまいの脚を)切れさせた方がいいのかなと思う馬ではある」と判断する鞍上の言葉からも、中山より府中の方が持ち味が生きそう。ゲートを克服し、東京コースに替われば勝利に近付くと見ている。(恩田 諭)

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