2×2(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、つい先日、当ブログで競馬界は2月末が異動の時期と書きました。とはいえ、一般的には今月末という方が大多数でしょう。先週のなかばだったか、公務員をしている同級生に「今年は引っ越しせずに残留か?」と聞くと、「あんた、いい時期に…。来週には決まりそう」と苦笑い。カレの場合、県のお仕事をしておりますので、転勤となると気軽に会えない距離となる。まぁ、互いにいい歳になっているんですが、離れるとなれば寂しいモノです。

 で、先週末のこと。当ブログに何度か登場している和歌山に住んでいる先輩から呼び出しがあり、三宮(神戸の繁華街)へ。そう、この先輩も転勤族なんですが、異動が決まったのです。まぁ、今回は関西に4年ほどいたはずで、長い方だとは思うんですが、やはり異動と聞くとね、という感じ。

 この先輩の赴任先(8か所ぐらいかな)には知り合ってからはほぼ行っているんですが、今回は静岡県だといいます。プロ野球担当時代に行ったことはあるんですが、名古屋から東京の間って、なかなか立ち止まることがないんですよね。新幹線をよく使う方ならご存じかと思いますが、名古屋から近いように見せかけて、静岡って意外と距離がある。まぁ、現地での面白いスポットの情報でも聞いて、足を運べるような日が来るのを楽しみにしております。まっ、この先輩に関しては、家がこっちにあるので、恐らく数か月に一度は帰ってくると思うんですが…。

 ということで、そろそろ本題へ。今週も栗東でのナマ情報を中心に。

 本日も取材の後半に坂路小屋での取材を行っていますと、双眼鏡を見ていた友道調教師が「緑ゼッケンがいるんだね」と。緑ゼッケン=2歳馬、ということです。どこの厩舎かと思っていると、これが3月1日に開業したばかりの武幸厩舎だったのです。普通、まだ馬房数の少ない新規厩舎では2歳馬の始動が遅れがちと思っていただけに、恐らく栗東で一番早く入っていることに、ちょっと驚いてしまいました。

 すでに2頭が入っていまして、調べて見るとトーセントルネード(牡、父マンハッタンカフェ、母エリーゼパレス)トーセンベリーニ(牡、父キングカメハメハ、母スペシャライズ)。前者は母が欧州の重賞勝ち馬を全兄弟に持っていまして、後者は叔父に函館3歳S(当時)を勝ったリザーブユアハートがいますね。この時期なんでゲート試験が中心だとは思いますが、また取材しなければと思った次第。

 さて、その坂路小屋では友道厩舎の話題から。先週はとにかく惜敗続きでした。ゆきやなぎ賞で2着だったエタリオウ(牡、父ステイゴールド)と中山の平場500万で2着だったネプチュナイト(牡、父ルーラーシップ)はひと息入れた後、青葉賞かプリンシパルS、さらには京都新聞杯のいずれか、ラストチャンスでダービーへの切符を狙うことになりました。どちらも距離が延びてよさそうなレースぶりですし、ネプチュナイトは外枠の影響を大きく受けたような印象も。最後のチャンスに期待したいと思います。

 その後ろには、ここでは久々に会う矢作調教師の姿が。この日の話題は何と言っても、先週の未勝利を圧勝したディープインラヴ(牡、父ディープインパクト)でしょう。「あれだけの走りができるなら、もっと早く勝てたな」と苦笑いを浮かべつつも、ホッとしたような表情を浮かべます。とはいえ、器の大きさを感じさせる勝ちっぷりでしたよね。レース後に少し疲れが出たようで、今後に関しては青葉賞かプリンシパルS、さらには京都新聞杯の3レースから一発で権利を狙うとのこと。あれっ、その話は先ほど聞いたような…。

 話は続きます。共同通信杯で敗れた後、休養しているステイフーリッシュ(牡、父ステイゴールド)です。当初は500万をひと叩きして、ダービートライアルへという青写真を思い描いていたんですが、「(放牧先で)なかなか良くなってこない」とトレーナーの表情は曇ります。現状では、こちらもダービートライアルの2つか京都新聞杯に賭ける公算が強そうな感じ。3月も中旬になってきて、各陣営がダービーという大目標に向け、色々と勝負を賭けていく時期。特に色々な過程があったとはいえ、賞金400万の馬は本当に一発勝負という馬も多い。各馬が他陣営の動向を見ながら、使うレースを決めていくことになると思います。

 坂路関係でいいますと、池江厩舎のアイスバブル(牡、父ディープインパクト)が栗東に戻ってきましたね。今後は山吹賞での復帰を目指すとのこと。あと、小倉で既走馬相手のデビュー戦を快勝したマハヴィル(牡、父キングカメハメハ)は大寒桜賞を予定しています。そして、最後に大寒桜賞といえば、先週は6勝と固め勝ちを決めた藤原英厩舎の注目馬、グレートウォリアー(牡、父ディープインパクト)もこのレースへ向かうようです。鞍上は引き続き北村友J。「まだ、時間はかかりそうだが、能力はありそうだから」と藤原英調教師は話していました。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル