今年最後の取って出し(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、前回の更新分でも少し書きましたが、2日前、4月18日はPOG取材で非常に忙しかった1日。前回の「取って出し」で少しだけ書きました音無厩舎の取材を午前10時あたりから坂路小屋で行いまして、その日の追い切り原稿を書いた後は再びトレセン地区へ出向き、松田厩舎の取材をさせていただきました。こちらは近日中に、またお伝えしたいと思いますが、オッと思う血統馬なんかもいましたよ。

 そして、その取材が終わった後、栗東POG取材の大トリとなるであろう取材会が、今年は友道厩舎でした。昨年に続き、今年も教えてもらう立場だというのに、センセイに食事の場をセッティングしてもらいつつの取材会となったのですが、一通りの馬について触れた後、お酒が入っての雑談会に。結構な取材が終わった開放感からか、いつも以上にお酒が進みます。で、料理の締めのメニューが出された後だというのに、余った場合は持って帰ることができると確認した上で、焼酎のボトルをもう一本追加。ところが、引き揚げる頃にはボトルが空っぽになっていたんですから、いや~、よく飲んだものです。もちろん、ワタクシ一人だけじゃない、皆さん(お酒は6人)ですよ。とにかく仕事もしながら、大いに楽しめた取材会。どうもありがとうございました!

 ということで、ワタクシができることといえば、その話を分かりやすく、皆さんに伝えるのみ。では、本題へ行きましょう。

 まずは血統的に目を引くのは、やはりウーリリ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ)でしょう。ご存じ、ダービー馬マカヒキの全弟で、馬主も同じ金子真人HD。友道調教師は体つきに関して、「好きなタイプ」だと口にします。これ、マカヒキに似ているというワケではなく、「全然違う。こちらはスラッとしている感じ。馬体重は500キロ近くあるけどね。距離はもちそう。すごく順調にきています」とのことです。現状のデビュープランは夏場にゲート試験だけ受けて、秋以降のデビューを目指すとのこと。お兄ちゃんと同じようなイメージでしょうか。今後の成長も含めて、非常に注目したい1頭です。

 現3歳世代で友道厩舎=金子真人HDといえば、3頭すべてが2勝以上を挙げる抜群の相性を誇るライン。2歳勢も3頭の預託を予定しています。祖母にオークス馬のエリモエクセルを持つレフビート(牡、父キングカメハメハ、母リトルダーリン)は「馬格はいい」ものの、少しゆっくり進めるイメージ。

 感触のよさなら、ビーチサンバ(牝、父クロフネ、母フサイチエアデール)でしょうかね。半兄にフサイチリシャールを持ち、お母さんは友道調教師が松田厩舎在籍時に携わっていた馬でもあるんですよね。「すごくいい馬だと思う。体のバランスがいい。460キロぐらいかな」と口にします。セレクトセールで気に入っていた馬のようで、「クロフネっぽさがなく、お母さんよりスラッとしてる。気性も問題ないし、走ってきそう」と言葉を続けました。こちらも順調で、恐らく夏までのいずれかの時期にゲート試験を受ける予定とのことです。

 続いてはワールドプレミア(牡、父ディープインパクト、母マンデラ)。12年の皐月賞で2着に入り、ダービーでは1番人気に推されたワールドエースの全弟です。こちらは16年のセレクト当歳セールで大塚亮一オーナーが2億4000万円で落札しました。現状では成長曲線が緩やかなようですが、「徐々に良くなってきそう」とのこと。「ワールドエースよりひと回り小さくて、500キロないぐらい。体形的にはちょうどいいぐらい。軽い馬で距離はもちそう」ともちろん、目指すはクラシックという感じでしょうか。北海道でゲート試験→秋デビューというプランのようです。同じ大塚オーナーではキャラタクトの16(牝、父ハーツクライ)もいまして、「馬はいいけど、トモに甘さがある。良くなってきそうな感じがあるので、秋以降かな」という見立てでした。

 あと、ゴールデンウィーク明けの入厩を予定している、いわゆる速攻系候補の2頭の感触もいいんです。まずはアドマイヤマーズ(牡、父ダイワメジャー、母ヴィアメディチ)。こちらは「セリの時からよくて、買ってもらいました」と友道調教師が振り返ります。「気性も悪くないし、ダイワメジャーだけど、距離がもちそう。順調にきています」とのことで、現在は470キロだそうです。もう1頭がアドマイヤユラノス(牡、父ハービンジャー、母ジュエルトウショウ)で、こちらは祖母にスイープトウショウを持つ血統。「ハービンジャーはパワーのイメージが強いけど、この馬はシュッとしていて、距離に融通がもちそう」。スイープトウショウの血が入っているということで、気性が気になるところですが、現時点では「大丈夫」とのことです。

 で、実は同じ時期に入る馬がもう1頭いて、個人的にが今年の取材で最もグッときたのですが、実は明日の紙面の方に少しだけ書いちゃったので、こちらも明日の更新分にて。では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都5R・12メイショウキョウジ(前走がいかにもデビュー戦といった、若さが全面に出た走り。使った効果は大きそうな内容で、2戦目なら)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都7R・2ラグナグ(ハイペースなら、必ず差してくる。絶好枠を味方に上位争い進出)

福島9R・10パラノーマル(小回りコース、距離短縮と条件が大きく好転。力もつけている)

福島11R・11ワンブレスアウェイ(ここ2走は発馬で流れに乗れず。スムーズなら立ち回りで反撃)

東京3R・2ゴウノモノ(しつこすぎるほど狙っています。とにかく、脚はあるはず。仕掛けひとつ)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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