【POG】続々と(美浦)

 こんにちは、川上です。本日は美浦からのパッチパチ。では、いきましょう!

 さて昨日は、美浦に入る前に中山競馬場で行われたブリーズアップセールへ。最高落札額は、本日の紙面やネットニュースにも出ているように、唯一のジャスタウェイ産駒だったソングオブサイレンスの16(牡、父ジャスタウェイ、母ソングオブサイレンス)でしたね。こちらは栗東所属でデビューに向けて調整していきます。そして、美浦絡みでは、牝馬の最高落札額だった【ジョンコの16(父ノヴェリスト、母ジョンコ)】が菊沢厩舎に27日に直接入厩予定です。ジョンコ自身は未勝利に終わったとはいえ、その半兄にはホッカイドウ競馬でのデビューから、JRAの重賞戦線でも息長く活躍したイッシンドウタイ(先日、佐賀競馬に移籍しましたね)もいる血筋。おじさん同様の渋い活躍に期待してしまいます。

 そして、大挙6頭が上場したのは新種牡馬のケープブランコ産駒。セールの参加者からは「見た目がいい」「成長力がありそう」などという評価も聞きましたし、日本では初めてとなるガリレオ系の後継種牡馬として、再評価させるような産駒の活躍にも期待したいところであります。

 というわけで、大雨に苦しめられた今朝の美浦トレセンからの若駒情報へいきましょうか。先週末から、また続々と2歳馬が入ってきてますね。国枝厩舎には、20日にイヴォーク(牡、父オルフェーヴル、母ウェイクミーアップ)ロジャーズクライ(牡、父ハーツクライ、母ロジャーズスー)の注目2頭が入厩しています。前者は、父譲りの栗毛の馬体で、現状で460~470キロほど。国枝師によれば、「今日25日にゲート練習をしたけど、明日あさってのところでゲート試験を受けられそう」とのことでした。こちらは、先日取材したNF空港でも「他の馬とはひと味違う、確かな能力を感じさせる」と好評価を与えられていた一頭。仕上がりも早そうで、楽しみな一頭です。それから後者のほうもクラブでの評判は高いよう。「490キロくらいあって、こっちのほうが現状の馬体としてはしっかりしてる感じ。気性的にピリピリしたところはあるけど、先々まで楽しみな馬だね」とトレーナーでした。ひとまずゲート試験合格後は再放牧のプランのようですがまた取材しておきます。

 鹿戸厩舎には本日25日にグラナタス(牡、父ロードカナロア、母ガーネットチャーム)が入厩。こちら、お母さんも同厩舎で新馬勝ちから長く活躍した、ゆかりの血統ですね。「ガーネットチャームは難しい馬だったね~」としみじみ振り返るトレーナーは、「1600~2000メートルくらいは保ってくれそうな感じ。順調に来ているし、今後が楽しみな馬」と期待十分の様子でしたよ。シャドウセッション(牡、父ストロングリターン、母アンコールピース)はゲート合格後、引き続き厩舎で調整中。「真面目で前向きな馬。短いところのイメージもあるけど、芝向きの感じもあって中距離でもいけそう。6月の東京デビューを視野に調整を進めていきたい」とのことでした。

 

 それから、高木厩舎で18日の入厩以降、動きの良さを見せているのがグリューネリヒト(牡、父ヘニーヒューズ、母グリューネヴォッヘ)。まだこの時期ではありますがムキムキの馬体は目立っております。こちらは本日のゲート練習でゴーサインが出て、明日ゲート試験を受ける予定。晴れて合格なら、再放牧後、6月東京のダート1400Mでのデビューが視野に入っています。

 ひとまず、本日はこのあたりで。ではではまた!

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