注目の一戦(栗東)

 こんにちは、山本です。本日は阪神競馬場からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、本日は競馬場勤務でチョイと忙しくなりそう。ということで、前振りゾーンは省略させていただきたいと思います。ごく一部のマニアな前振りファンの皆さま、申し訳ございません。

 さて、明日の2歳戦といえば、やっぱり阪神の芝1800メートルでしょう。昨年の勝ち馬がダノンプレミアムというレースは、今年も粒ぞろいという印象。今開催では最も注目のレースになるでしょう。

 矢作厩舎のホウオウライジン(牡、父キングカメハメハ、母ガールオンファイア)はセレクトセールで1億8000万円。母系にダービー馬レイデオロなどを持つ血統ですね。今年の矢作厩舎の2歳初戦となりますが、この厩舎でエース級の期待がかかる素質馬を夏の阪神からデビューさせるというのはあまり記憶にない。ダイワバーバリアンぐらいかな、覚えているのは。ただ、北海道に出発前の矢作調教師も「うち流の仕上げ」と話していたように、メイチではなさそう。調教の動きからも、ひと追いごとに良化っていう感じでしょうか。とにかく、この素質馬ぞろいの中でどれだけ存在感を示せるか注目です。

 昨年のダノンプレミアム=中内田厩舎からはロードゼウス(牡、父ディープインパクト、母スピニングワイルドキャット)が参戦します。兄にダノンスマッシュを持つんですが、「距離に融通は利きそうです」と猿橋助手。動きを見ると、しなかやって感じですかね。こちらはしっかりと乗り込み、勝負気配の伝わる初陣です。そうそう、ロードといえば、安田翔厩舎でロードカナロアの全弟になるロードオヒア(牡、父キングカメハメハ、母レディブラッサム)は今週のゲート試験で合格したようですね。

 宮本厩舎のウインフルスター(牡、父トーセンホマレボシ、母ハナノメガミ)はいつもの宮本調教師への取材に比べると、少し慎重かなという感じ。使った方が良くなりそうな印象を受けました。本田厩舎のメイショウソウライ(牡、父ロードカナロア、母ダイヤモンドリング)は先週の追い切りに乗った武豊Jもまずまずの感触を持っているとのことで、血統は地味だが注目です。

 そして、最後は須貝厩舎のアドマイヤジャスタ(牡、父ジャスタウェイ、母アドマイヤテレサ)ですね。須貝厩舎のジャスタウェイ産駒、担当をしているのもジャスタを手がけていた榎本助手なんです。「最初は緩くて、(阪神4週目の)デビューは大丈夫かなと思っていましたが、速いところをやるたびに背中のよさや、バネを感じるようになりましたね」と手応えを感じています。調教でビッシリとまでは追ってことはないんですが、「追ったら、すごいんじゃないかという感じはする」とのこと。半兄に豪コーフィールドCを勝ったアドマイヤラクティを持つだけに、正直、この時期に使えるとは思っていなかったんです。ただ、須貝調教師は以前、「ジャスタの子をセリ(セレクトセール)の前に勝たせたい」と話していましたし、ここはしっかりと結果を出したところです。

 ということで、ここからはシズカ記者の北国便りでございます。函館2週目、今週は重賞もないし、多少は気持ちにゆとりがあるんじゃないでしょうかね、シズカ記者も。と、人のことを心配しているほど余裕もないので、早速2歳馬情報へ。今日は鮫島厩舎。まずはマコトジュズマル(牡、父ハービンジャー、母マコトキンラン)ですね。こちらは厩舎なじみの血統で、祖母には秋華賞馬のブゼンキャンドルがいるんですね。15日にゲート試験合格した後、今後は放牧か2回函館の芝1800メートルを使うかどうかを判断するようです。「距離は長いところがよさそう。走るのに真面目で新馬向き。前向きな感じ。1800メートルくらいがちょうどいい」と松浦助手は話しているようです。

 あとはジゴロ(牡、父パドトロワ、母コリンズグラス)かな。15日のゲート試験で合格。今後はまだ未定です。担当はパドトロワも担当していた金山助手。「体がお父さんに似ている。体重は470キロ。お父さまだトモ(後肢)が甘いぶん、大きくなりそうな気配があります。おとなしくて本当にかわいい。調教に乗っていると、いろんな人に『パドトロワ産駒でしょう?』と声をかけられるんです」とのことです。血統的に地味ではありますが、貴重な父の血を広めてほしいところです。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

東京9R・9ワールドヘリテージ(前走は中山マイル外枠で致命的な出遅れ。休養前は常に強敵と戦ってきた。脚質的に広いコースは魅力)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神4R・4フロリダロス(休養前はスムーズさを欠く競馬が多かった。立て直され、相手もくみしやすくなった今なら)

阪神7R・5シエラネバダ(しつこいけど、もう一回だけ。前走は間隔が空いていたことが影響した、と信じたい)

阪神12R・13タイマツリ(強敵不在。叩き良化型が本領発揮)

函館11R・13クードラパン(前走は追い出しを待った。例年、北海道シリーズは着順より、いい内容の競馬をしている。7ロイヤルメジャーとの軸2頭マルチで)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

 馬トク主催の馬トクPOGグランプリ2018-2019を開催中です。馬トク会員に登録すると、どなたでも無料でご参加頂けます。詳細はこちら

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル

WindowsPCでInternet Explorer(IE)をご使用中のユーザー様へのお知らせ

お客様が安心して馬トクをご利用頂くため、セキュリティー強化の観点により2019年10月31日でInternet Explorer(IE)での動作サポートを終了致します。
今後は、Google Chrome、Microsoft Edgeでの使用をお願い致します。