【POGブログ】お疲れさまでした(栗東)

 こんにちは、山本です。本日はやって来ました、名古屋です。ということで、中京競馬場からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、先月なかばから3週間にわたり、当ブログを盛り上げてくれたのが函館滞在のシズカ記者ですが、当ブログの盛り上げに一役買ってくれたシズカ記者の登場で今日で最終回(北国バージョンの話ですよ)。前にも書きましたが、軽い先輩の一言で取材に飛び回ってくれて、色々な情報を提供してもらいました。正直、20代どころか30代もいないほど老朽化の進む一方の大阪競馬スタッフから見ると、足の軽い若手の働きぶりは頼もしい限りであります。

 彼女は今週の水曜日だったか、紙面上で「北海道出張記者のなまらいい話」というコーナーを書いていたんですけど、こういう企画ものを任せると、彼女の視点や切り口、書き方はなかなか面白い。個人的には楽しんで読めることが多く、好きな部類の原稿が多い。彼女の「武器」かなと思います。まぁ、細かいことを言えば、体調面で疲れやすかったり、テンパりやすかったり、原稿がゆっくりなどなど課題もあるようですが、うま~く育っていって、ワタクシが「こりゃかなわん!」と思うような記者になって欲しいもんですな。

 と、偉そうなことを書くと、皆さんからの「もうお前を抜いとるわ!」という声が聞こえそうなので、そろそろ本題へ。

 今日で最後のシズカ記者の北国便りからいきましょうか。まずは矢作厩舎のお話です。チェルシーライオン(牡、父Malibu Moon、母Tashazara)は矢作調教師から速攻系として、名前が挙がっていた1頭です。28日にゲート試験に合格して、来月14日の芝1200メートルでのデビューを予定しています。「この時期の2歳にしてはしっかりして緩さはない。スピードがありそう。気性はおとなしい。前向きで、キャンターに行くとコントロールが難しい。牧場でやってきてくれているので、ゲートは速い」と宮内助手は話します。洋芝の短距離向き、といったところでしょうか。他にもケイツーテソーロ(牡、父ハーツクライ、母カサブランカスマイル)が入厩しています。

 続いては松田厩舎のモンテアーサー(牡、父シンボリクリスエス、母ラストワルツ)ですが、来週の芝1800メートルでも鞍上は藤岡康Jに決まったようです。「今週騎乗したジョッキー(藤岡康J)は『コントロールが利いて、しまいまでまっすぐ突き抜けられる』と言っていた。体幹がしっかりしているのでしょう。体はちょうどいいバランス。長い距離の馬に育てていけたらいいなと思います」と松田調教師は引き続き、手応えをつかんでいるようです。このレース、藤沢和厩舎でバウンスシャッセなどの下にあたるコントラチェック(牝、父ディープインパクト、母リッチダンサー)も出走を予定しているとのことですね。

 最後に明日の競馬から。函館5Rに出走するヤマカツルビー(牝、父ジャスタウェイ、母ヤマカツマリリン)は厩舎の大黒柱、ヤマカツエースの半妹。栗東でも池添兼調教師から「いい馬」だと聞いていましたが、中間に熱発したんですよね。ただ、回復してからの動きは抜群にいい。「ジャスタウェイ産駒で新馬勝ちしている馬もいるから、楽しみにしている」とトレーナーは話していたようです。

 ということで、いよいよ栗東での取材から。明日の中京での新馬はトレーナーの期待が非常に高く、5Rに出走予定だった橋口厩舎のエールヴォア(牝、父ヴィクトワールピサ、母フィーリングトーン)に注目していたんですが、左前肢ハ行でまさかの出走取消。となると、今週の坂路でいい動きを見せていた矢作厩舎のメテオスウォーム(牡、父ロードカナロア、母プリモスター)に注目したいところかな。

 少し目線を替えて、福島の新馬をご紹介。5Rのミッキーブラック(牡、父ブラックタイド、母マラコスタムブラダ)は音無厩舎にしては珍しい福島デビューです。今週の坂路では時計が地味でしたが、「CWコースでは悪くないんですけどね。いいキャンターをするんです」と担当の平井助手が言えば、「能力はありそうな馬ですよ。素直でおとなしい馬です」と生野助手。時計の印象よりは手応えを持っているような感じで、ここは勝ち負けを見込んでの福島遠征と言えそうです。

 ここからはPOG情報。まずは今週、池江厩舎にシルバーステートなどの下になるリスト(牡、父ディープインパクト、母シルヴァースカヤ)が栗東に入ってきたようです。

 続いては須貝厩舎。先週の新馬で2着だったアドマイヤジャスタ(牡、父ジャスタウェイ)は引き続き、続戦することになりました。来月22日の中京芝1600メートルを福永Jで予定。「勝ち馬にうまく乗られてしまったから」と2戦目で必勝を期す構えです。あと、同じジャスタウェイを父に持ち、半兄にレッドアンシェルを持つレッドエンヴィー(牡、父ジャスタウェイ、母スタイルリスティック)は札幌開幕週の芝1800メートルをルメールJで予定。「洋芝が合うと思うので連れて行く」と須貝調教師は話していましたね。

 最後に藤岡厩舎。速攻系として名前が挙がっていたワールドウォッチ(牡、父Iffarrj、母Baldovina)はすでにゲート試験合格。中京後半の短距離のレースを照準に調整を続けていくようです。「出たとこ勝ちじゃないか」と冗談っぽく笑顔を浮かべた藤岡調教師ですが、「スピードがあるのは間違いないし、やっぱり楽しみ」と力が入っていましたよ。

 さて、本日の中京5Rでは友道厩舎のアドマイヤマーズ(牡、父ダイワメジャー)がデビュー勝ち。詳しくは当社HPの記事を読んでいただければと思うんですが、距離については「次は中京の最終週を考えているんだけど」と友道調教師は苦笑いで中京2歳Sを視野に入れていることを口にしながらも、「ミルコももちそうと言っていたし、ムキになるところもない。今後は1800、2000メートルと延ばしていければ」と見通しを語っていました。この夏はマイルを2戦使うことになりますが、視線は来春のクラシック路線という感じでしたよ。

 ということで、ネット限定「厳選馬」なんですが、シズカ記者に敬意を表して、函館11Rの4ヤマカツルビーのデビューVに期待します。では、馬券王への道 延長戦をどうぞ。

中京4R・12ワイズマン(前走は想定外の馬体減。しかも、外を回る苦しい競馬だった。敗因が明確な前走だけで見限れない)

中京8R・16スターゲイザー(久々でも仕上がり良好。まともにゴチャついた前走は度外視)

中京10R・14ブライスガウ(ようやく、ベストのダート7ハロン戦。立て直した効果もあり)

函館4R・15ハギノアテナ(充電効果が大。コンスタントに走れる血統で)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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