宝庫(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も函館からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、ワタクシは以前も書いたと思いますが、歓楽地と言われる札幌よりも、実は断然の函館派なんです。まずは涼しさがまるで違いますし、食べるモノは美味しくて、値段も手頃です。札幌では地方への出張感覚でお金を使っていると、まぁなくなるのが早い、早い。もともと、田舎育ちということもあるんでしょうが、週中は函館で楽しみ、週末だけ競馬のある札幌へ、というのが理想的な北海道出張です。

 函館といえば、これは何度も書いているんですけど、まずは「ラッピ」ことラッキーピエロというハンバーガー店。関西でも常に食べたいようなアイディアに満ちあふれ、ボリューム、味ともに申し分ないチェーン店なんですが、これが北海道どころか、函館限定の貴重なハンバーガー屋さん。今回も2度の昼食、計4個のバーガーをいただきましたが、まだまだ食べたりません。今年も堪能しました。

 で、今年の新発見で驚いたのはD社のOクンからの情報。某調教師さんが催してくれたジンギスカン会で食べたラムレバー刺しが非常に美味しかったという。で、そのお店に伺い、実際に食べてみると、これがたまらんのです。昔はよく食べていた牛のレバー刺しよりも、個人的にははるかに上の味。食レポ下手で申し訳ないんですが、これは大ヒットの一品でした。そんなお店だから、ジンギスカンも申し分なし。実はワタクシも非常にお世話になっている某調教師さん、さすがです。そして、Oクンもたまにはいい仕事をします(笑)。

 ということで、明日は札幌にいることが名残惜しくなってきたので、そろそろ本題へ。今日も函館での2歳馬情報を中心にみていきましょう。

 石坂正厩舎にはレッドランディーニの下にあたるレッドベレーザ(牝、父ディープインパクト、母レッドメデューサ)が入っています。今回はゲート試験のみのようで、週末には試験を受けるようです。「乗り味がすごくいいし、気性もおとなしい」と井上助手の感触も上々で、秋に栗東で姿を見るのが楽しみです。まずはゲート試験合格ですね。

 さて、続いては藤原英厩舎です。今年の函館では多くの2歳馬がゲート試験で合格しているんですが、その顔ぶれ、というか血統を見ると、どれもオッと思ってしまう馬ばかり。素質馬、良血馬の宝庫っていった感じですよね。この夏、ずっと函館にいる田中博助手に今まで入ってきた2歳馬についての印象を聞いてきました。

 まずは話を聞いて、非常にいい感触を持っているんだなと伝わってきたのがサトノアクシス(牝、父ディープインパクト、母ヘアキティー)ですね。お母さんは米ダートG1のラブレアSを勝ち、セレクト1歳セールで1億5500万円がつきました。「これは抜けていた。バネとかそういう感じがね」と笑顔を浮かべます。在厩中にはこの時期の牝馬らしい弱さも感じていたようですが、試験合格後の放牧でどれだけしっかりしてくるか。「走るということに関しては一番だと思う」と素質を感じていました。同じ時期にいたノーブルスコア(牝、父ディープインパクト、母ファイナルスコア)は「悪くはないと思う。ただ、同じ時期にサトノがいたから」とのことで、いい素質は秘めているようです。

 あとはダービー馬の全弟ということになったカントル(牡、父ディープインパクト、母ミスアンコール)の名前も挙がりました。「やっぱり素質は感じるね。キャンターなんかはさすがっていう感じがあるよ」と口にします。気性的な幼さが少しあるようで、「しんどくなった時、これが前向きな方向に向かっていってくれればだね」と話していましたが、話全体から考えると高いレベルでのこと。兄のワグネリアンのように、順調に成長曲線を描いているようです。

 で、ディープ産駒以外で好感触だなと感じたのが、現在も函館にいるハーシェル(牡、父ハーツクライ、母シルヴァンソング)です。現在はゲート練習中で、今週にも受ける予定なんですが、「いいよ。今まで入ってきた中で一番、しっかりしているかも。普段は少し気の悪い面を出すけど、馬場で乗っている時は全く問題ない」と話します。当初はゲート試験のみの予定だったそうですが、開催後半の新馬も視野に入れていくかもしれない、とのこと。今後も注目の存在かもしれません。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

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