1800な日(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も土曜日ですが、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、今週までは前振りゾーンは先週の北海道取材について。予想作業もない日曜日の競馬場勤務でのこと。昼休みの時間が空いている時、札幌競馬に出張が多いというS社のTクンの案内で場内の施設を色々と巡ってみたんです。今年から馬場の中、内馬場に新設されたセイテンスタンドという場所ではスープカレーなども売られていて、家族連れなんかも多い。ノンビリしています。一方、スタンド側では色々なワゴン車販売が行われ、レースを見るための座席もコース沿いに一杯ある「もいわテラス」なる場所がある。ワゴン車の食べ物を買ったファンの方が、ファンファーレを合図にゆったりとコースの方に足を向け、気持ち良さそうにレースを見ています。

 この2つのゾーン、かなり気持ちよく、本当に過ごしやすかったんですよ。ゆったりと、大きく作られていることもありますし、どちらもレースの迫力が間近で伝わる距離感なんですよね。まぁ、もいわテラスはコースとの距離は関西圏の競馬場とあまり変わらないかもしれませんが、競馬場っぽくない雰囲気でライブ感を味わえるってことが何だか新鮮なんです。実際に若い人たちが非常に多かったですし、これは競馬を知らん友人でも、近くなら誘って連れていけるなっていう雰囲気。僕らが競馬を知った頃はギャンブル好きな方々が「戦っている」という印象の強い場所だったんですけどね。最近は野球でもボールパーク化っていう言葉がよく聞かれましたが、競馬場も徐々に進化しているのかなっていう感じがします。皆さんも是非、札幌競馬場に足を運んではいかがでしょう。

 ということで、連れていくような相方さんを探さなアカンなと思いつつ、そろそろ本題へ。明日は小倉で芝1800メートルの新馬が行われます。

 阪神開幕週の新馬から仕切り直しとなる須貝厩舎のイニティウム(牡、父ハーツクライ、母ゴールデンドックエー)や、浜中Jが手応えを持っているという話で実際に調教もいいヴェロックス(牡、父ジャスタウェイ、母セルキス)なども気になりますが、栗東にジュリアナ橋本記者からナマ情報が届きました。池江厩舎でサトノワルキューレを全姉に持つサトノバリオス(牡、父ディープインパクト、母ヒアトゥウィン)ですね。

 この馬、春先から池江調教師が「早い時期から」と速攻系の期待をかけていた馬なんですよね。当初の想定よりは少し遅れたデビューとなりましたが、無事に夏のデビューまでたどり着きました。今週の取材によると、「順調にきた。上に飛ぶような走りをしますね。筋肉がついてきたら沈むんじゃないかと思います。

柔らかみはありますよ。瞬時に反応するわけじゃないが、バテずに伸びます」と池江調教師も手応えをつかんでいるとのこと。イメージとしては、お姉ちゃんにカブるような感じですかね。十分に乗り込んでのデビュー戦で、まずはどんな走りを見せてくれるか。

 ジュリアナ橋本記者の情報提供は続きます。お次は平田厩舎。まずは以前に函館滞在時にも少し触れたモンオール(牝、父オルフェーヴル、母モンヴェール)ですね。現時点で砂王の地位を築きつつあるゴールドドリームの半妹です。すでにゲート試験に合格しているようで、その後も調整を続けているとのこと。「速いところをやって、いけそうなら使う。ゴールドドリームみたいに硬さがなく、見た目も全く違う。ドリームは牡馬!という感じだが、こちらは牝馬らしい感じ。芝でおろしてみてもいいかも」と青写真を思い描いているようです。とにかく、今後の調教の進み具合に注目ですね。

 あとはケイアイノーテックの妹になりますクインズローズ(牝、父ヘニーヒューズ、母ケイアイガーベラ)ですね。こちらは春先に入厩して、阪神デビューへの調整を進めていたものの、疲れなどで放牧へ出されていたんです。「今は吉沢WEST。デビューは秋以降。だいぶしっかりしてきた。ガーベラに見た目が似ているし、父がヘニーヒューズだからダートかな」と平田調教師は話しているようです。

 実は明日、5Rは芝1800メートルの3連発。今週の新馬がどれも熱い新潟ではPOGの穴馬っぽい指名馬として取り上げたイディアライフ(牡、父ジャスタウェイ、母ペルヴィアンリリー)が登場。直前取材ができずに申し訳ありませんが、素質馬ぞろいの一戦でどれだけ走れるか。そうそう、このレースではある馬を紙面上でのコラムでも取り上げておりますので、またご覧くださいませ。札幌では先週の更新で触れた昆厩舎のカッシーニ(牡、父ルーラーシップ、母トクラットリバー)もいますし、矢作厩舎からはゆかりの血筋と言えるセントセシリア(牝、父ハービンジャー、母セシリア)も登場。お母さんは気性的に繊細なイメージがありましたが、「今はそんな面もなさそうですけどね」と先週の函館で宮内助手は話していましたけどね。

 最後に入厩情報。その矢作厩舎では近いうちにストレイトスタイル(牝、父ディープインパクト、母トレノエンジェル)トゥイーディア(牝、父ハービンジャー、母ラナンキュラス)が栗東へ入ってくるようです。また、音無厩舎にはロフティネス(牡、父スクリーンヒーロー、母フジヤマサクラ)が入ってくるとのこと。この馬、音無調教師がひそかに楽しみにしていた馬だったんですよね、確か。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

札幌2R・1コパノマーボー(デビュー前から調教で目立っていた馬。ここ2走が惜敗続きだが、引き続きの最内枠&モレイラJのひと押しで)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

小倉2R・5ナンクルナイサー(買いたい馬が多いが、一変の魅力はこの馬。攻め馬絶好。行き切れば踏ん張れる能力)

小倉10R・7レッドディオーサ(休み休みの起用だが、その分、久々は苦にしない。この相手なら押し切れる)

新潟12R・7サンタナブルー(距離はこれぐらい欲しい感じ。最近でも脚は使えており、圏内突入を期待)

札幌8R・11パッションチカ(前走は狭くなるシーン。この条件がベスト)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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