投票所前からお伝えします(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、つい先日のこと。仲間たちと車で片道約1時間半、往復で約3時間のドライブに出かけました。目的はお墓参り。当ブログでも少しだけ書きましたが、数年前に亡くなった行きつけのBARのママさんのお墓です。早いもので、お墓参りだけで、もう3回目。この年になると思い出は色あせないのに、時の流れだけが年をとるたびに早くなっていく。何か切ない感じがします。

 子供の頃なんて、お墓参りに行くことが嫌でした。だって、本当は遊びたい時間に墓石を磨き、水をかけた後、黙って手を合わせているだけ。正直、退屈な時間でした。しかし、悲しいことに自分の父親を始め、別れる人は徐々に増えていく。お墓参りで魂がよみがえるなんて、もちろんありませんが、その場所に行くことによって、記憶を呼び起こし、何かしらの「つながり」を胸に刻み込んでおくことが大事なんだとうな、と思うようになりました。う~ん、年なんだろうか…。

 さて、そのママさんのお墓は人里離れた田舎の小高い丘の上にあるんです。1年ぶりに訪れると、長い草たちがお墓を囲むように茂っている。ということで、お墓参り前の草むしりが恒例行事となっています。日頃から不摂生なワタクシに汗をかけと言わんばかりに、過去3回ともカンカン照りの日の作業。まぁ、仲間うちわワイワイと騒ぎながら行う作業を、きっと空から楽しんで見ていることでしょうな。あとは実家で父親のお墓を掃除するだけかな。

 ということで、今年のお盆はドップリと栗東に入り浸っている日程を見ながら、そろそろ本題へ。今日も栗東からのナマ情報をお伝えしていきましょう。

 さて、今日は投票所前取材から。本田厩舎の古川助手とデビュー前の2歳馬について話していると、「能力はかなり高い。オープン級じゃないか」とトーンが非常に高い。すでに3頭の2歳馬が勝っている厩舎なんですが、感触のよさなら断然トップです。その馬はレクスミノル(牡、父ヴィクトワールピサ、母マウンテンミステリー)です。先週のゲート試験で合格ずみ。「心肺能力が高いし、背中が柔らかい。気性がオットリしているし、長い距離が合いそう。速いところをやっていっての話にはなるけど、本当に楽しみだね」と話していました。間に合えば小倉最終週あたりとのことですが、しっかりと態勢を整えての初陣になると思います。あと、先週の未勝利を勝ったルチアーナミノル(牝、父ルーラーシップ)は小倉2歳Sを目指すようです。

 小倉2歳Sといえば、梅田厩舎のファンタジスト(牡、父ロードカナロア)も出走を予定しています。今日は坂路で軽めでしたが、「前走はフラフラしていたし、着差以上に内容があったと思う」と梅田調教師は納得の表情。前走の2、3着馬はすでに勝ち上がっていますし、その点も大きな強みになりますね。

 あと、中京での新馬で4着だった池江厩舎のダノンチェイサー(牡、父ディープインパクト)は来週の小倉芝1800メートルの未勝利を、アヴドゥラJで予定しているとのことです。

 さて、投票所前取材に戻りましょう。池添学厩舎はすでに3頭の2歳馬が勝ち上がっていますが、その次走について触れておきましょう。まずは素質馬ぞろいの中京での新馬を勝ったカテドラル(牡、父ハーツクライ)は野路菊Sで連勝を狙います。鞍上は引き続き福永J。中京2歳Sで3着だったブルスクーロ(牡、父キンシャサノキセキ)は川田JとのコンビでききょうSへ、中京で未勝利を勝ったセプタリアン(牡、父キングヘイロー)は北村友Jとのコンビで小倉2歳Sへ向かいます。

 さらに投票所前での取材話を続けましょう。田所厩舎で距離を一気に短縮した函館2歳Sで2着に入ったラブミーファイン(牝、父ジャスタウェイ)は札幌2歳Sへ向かいます。今週末に函館に入厩予定。鞍上はデビュー戦で手綱を執った池添Jとなります。

 橋口厩舎ではブラストワンピースの下にあたるヴィクトリアピース(牝、父ヴィクトワールピサ、母ツルマルワンピース)の話に。来週の小倉芝1800メートル、アヴドゥラJで予定しています。「今週の動きは良かったですね。息遣いも違ってきました。スタミナタイプ。いい脚を長く使えそうです」と橋口調教師は話しています。さらに、中京のデビュー前に好調教を行いながら、出走取り消しとなったエールヴォア(牝、父ヴィクトワールピサ、母フィーリグントーン)は札幌最終週の芝1500メートルを藤岡佑Jで予定。非常に期待しているようでしたよ。

 最後に藤原英厩舎。新潟2歳Sに出走予定のあったビックピクチャー(牝、父ディープインパクト)は今は無理をさせずに成長を促す時期という見立てで、このレースは回避することになりました。ストレイトガールの半妹ということで、今後の成長力に期待ですね。藤原英厩舎はこのレースにエイカイキャロル(牝、父ロードカナロア)1頭のみを送り出すことになります。鞍上は北村宏Jです。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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