久々です、牝馬な日(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。そうそう、明日は臨時休業とさせていただきます。では、そろそろ行ってみましょうか♪

 さて、関西でちょっと驚きのニュースが流れていました。ワタクシが住む西宮市の隣にある尼崎市に関することなんですが、阪神尼崎駅の近くにお城が建てられているというんです。尼崎城ってあまり聞いたことなかったんですが、江戸時代初期に築かれ、明治に入ってからの廃城令によって、完全に姿を消したといいます。ところが、もう平成が終わろうとしている時期に、ある人物が私財10億円をかけて再現しようとしていると…。

 これが本格的な再現みたいで、天守閣なども作る予定だという。いや~、スケールの大きな話で、すごいなとびっくりするしかない。しかし、先ほども書いたように世は平成です。建設現場の写真を見ると、クレーン車が登場していますし、鉄筋コンクリート5階立ての天守閣っていうのも、はるか昔と現在が混在しているような気も…。一方で、この建物が街の中にできると、どんな光景になるのか非常に気になるところでもありまして、久々に完成が待ち遠しい工事でもあります。完成予定は今年の10月。ていうことは、もう最終段階に入っているのかな…。

 ということで、スケールの大きな話を書いたところで、そろそろ本題へ。今日の栗東にはスケールの大きな血統馬が入ってきたようですね。牝馬3冠馬を母に持つモアナアネラ(牝、父キングカメハメハ、母ジェンティルドンナ)ですね。こちらは初入厩のはずなので、これからゲート試験合格を目指していくと思います。

 さて、本日は安田隆調教師への取材から。新潟2歳Sでは1番人気のケイデンスコール(牡、父ロードカナロア)が見事に人気に応えました。「ジョッキーは距離が延びても大丈夫と言っていました。いい内容だったと思います」と安田隆調教師は自らが手がけたカナロア産駒での重賞勝利を喜んでいました。今後は短期放牧を挟んだ後、東京スポーツ杯2歳Sから朝日杯FSへ向かうというローテが有力かなという感じ。今後が楽しみですね。また、未勝利を勝ったエスト(牝、父キンシャサノキセキ)はりんどう賞へ向かうようです。

 で、そのケイデンスコールに新馬で勝ったのが友道厩舎のアドマイヤマーズ(牡、父ダイワメジャー)。昨日の更新でMデムーロJとのコンビでデイリー杯2歳Sへ向かうとお伝えしましたが、こちらについて今日、友道調教師にもう一度取材。「年内は2戦になると思うよ」とのことで、ここを叩いて、朝日杯FSへ向かうという青写真のようです。で、今まで書き忘れておりましたが、9月15日の牝馬限定、芝マイルを予定しているビーチサンバ(牝、父クロフネ、母フサイチエアデール)なんですが、ルメールJとのコンビを予定しています。

 しかし、このレースは強力なライバルが現れそうです。それが池江厩舎のオーロドラジェ(牝、父オルフェーヴル、母ミュージカルウェイ)。2冠牝馬ミッキークイーンの妹で、MデムーロJが手綱を執ります。この馬、池江調教師への取材の感触が非常にいい。「オルフェーヴルが出ていて、筋肉質です。姉とは違いますね。乗った人間は『乗り味がいい』と絶賛していますし、楽しみにしています」とのこと。以前も書いたように、担当もミッキーと同じ斉藤助手。何か走ってきそうな雰囲気があります。あと、POGでは人気血統のサトノルークス(牡、父ディープインパクト、母リッスン)はゲート試験合格後も在厩しています。「(デビュー戦は)速いところをやってからですね。能力はありそうですが、晩成タイプかなという気はします。阪神では使えそうです」とのこと。こちらはまた取材しておきます。

 さて、高野厩舎は阪神開幕週から3頭の新馬を送り込みます。中でも目玉はプレミアムギフト(牝、父オルフェーヴル、母インディアナギャル)、昨年の2歳王者ダノンプレミアムの半妹になります。芝2000メートルをMデムーロJで予定しています。「最初はワンペースで動きも心もとない面があって、すぐには使えないと思いました。瞬発力を出すような調教をして、ひと追いごとに良くなってきましたね。使ってみていいレベルまできた感じです」と高野調教師はデビュー戦に至った経緯を説明します。牝馬にしては、ゆったりとした距離での初陣ですが、非常に跳びの大きな馬でこの距離からになった、とのこと。来週のひと追いでさらにどこまで上昇するのか、注目です。

 初戦向きという点では、芝マイルを北村友Jで予定しているディアブルノワール(牝、父マンハッタンカフェ、母デビルズコーナー)の方でしょうか。「いいですよ。最初から動けていましたし、今週の調教もよかったし、スタートもいいですね」とのこと。短距離志向の強い母系がどうかでしょうか、楽しみにしているようでした。あと、牝馬限定の芝1400メートルにはブラックダンサー(牝、父ブラックタイド、母クーリドフレイズ)がMデムーロJでスタンバイしています。母の半弟に矢作厩舎にいたネオウィズダムがいますね。「まずまず動けるタイプだと思います。非常に気が強い点がどう出るかでしょう」と分析します。あと、発馬が少し遅めとのことで、流れに乗れるかがカギでしょうね。

 ということで、今日はここまで。また、次回です。ではでは

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル

WindowsPCでInternet Explorer(IE)をご使用中のユーザー様へのお知らせ

お客様が安心して馬トクをご利用頂くため、セキュリティー強化の観点により2019年10月31日でInternet Explorer(IE)での動作サポートを終了致します。
今後は、Google Chrome、Microsoft Edgeでの使用をお願い致します。