ピリリと辛い(美浦)

競馬場付近にありながら、なかなか訪問できていなかったスープカレー店「HIGUMA」さん。ジョッキーオススメの「チキンルーカレー」は美味でした
競馬場付近にありながら、なかなか訪問できていなかったスープカレー店「HIGUMA」さん。ジョッキーオススメの「チキンルーカレー」は美味でした

 こんばんは。札幌競馬出張中の不摂生を少しだけ省みて、今週後半はラーメン抜き、酒8杯の川上です。

 さて、会社での所用に間に合わせるため、北海道をあとにしたのが今週頭の月曜日でした。翌日からの台風(タクシーの運転手さんによれば札幌に“直撃”は10数年ぶりかも、とのこと)に加えて、木曜日未明には胆振東部地震が発生。数日前まで3週間滞在をしていた当方としても信じられず、他人事とは思えない状況です。今日も当たり前のように競馬は開催されましたが、競走馬の中心地である北海道での出来事でもあり、今はとにかく生活されている方々が、今まで通りの生活に戻れることを願うことしかできません…。

 このタイミングで大変恐縮ではありますが、北海道最終日にようやく行けたカレー屋さんのお話を少しだけ。札幌競馬場の至近距離にあります、スープカレー屋さん「HIGUMA」に初訪問してきました。めちゃめちゃ近いんで今さら感がありますが、11時開店のため、調教終わりの時間帯だとまだ空いていないんですよね…。というわけで帰京前に、最後の地元メシとして行ってきました。このお店、札幌開催最終日にはJRA通算800勝も達成した松岡Jが自身の調教ヘルメットにステッカーを貼っているお店。ずっと気になっていたんです。「デザインが格好いいから張ってる(笑い) スープカレーのお店だけど、俺のイチ押しは“チキンルーカレー”だね」とのことでしたので、迷わずオーダーです(ひとまず3辛&ライス大盛りで)。熱々の状態で運ばれてきたカレーは「八百屋が考えたカレー」というコンセプト通り、野菜もたっぷり入っていて、美味!(写真見てるだけでもう一回食べたくなってきます…)。卓上にあるネギ油もいいアクセントになって、おいしく頂きました。んで、最後はワタクシも「HIGUMA特製ステッカー」をゲット。今度美浦に行ったら、松岡Jに見せようと思います(笑い)

 というわけで、週末の今日はレースの振り返りから。中山開幕週の新馬戦は5Rの芝2000Mが一鞍。2馬身半差で快勝したのは今春の京都新聞杯を制したステイフーリッシュの半弟、リバーシブルレーン(牡、父ハーツクライ、母カウアイレーン)(高木厩舎)でした。兄同様に牡馬でも大柄ではないですが、小粒でもピリリと辛い勝ちっぷり。「実戦にいって、思った以上に良さが出て強かった」と大野Jも評価していましたし、この父で成長力にも期待です。

 芝の未勝利戦(2R=1600M)はミトロジー(牡、父ダイワメジャー、母リードストーリー)が大外枠も全く問題にせず、差し切り勝ち。中間から舌をしばって調整してきた効果も感じさせる強烈な脚でしたね。

 そしてインパクト大だったのが、9Rアスター賞のグレイシア(牝、父ダイワメジャー、母クーデグレイス)(栗田徹厩舎)でした。新潟7ハロンの初戦は逃げ切りでしたが、今日は一転、出遅れから大外一気で突き抜けました。騎乗した田辺Jも「同じような(逃げる)競馬だと目標になるし、今後のことを考えて控える競馬をしたかった」と、先々へ手応えありの様子。来週中には放牧の予定で次走は未定ですが、さらなる活躍が期待できそうです。

 明日は新馬戦が2つありますが、4R(ダート1800M)ではガルヴィハーラ(牡、父ゴールドアリュール、母ポロンナルワ)(萩原厩舎)の動きが目立ってますね。あと、ジーナアイリス(牝、父ゴールドアリュール、母ディアジーナ)(田村厩舎)は重賞2勝ディアジーナの子で田村厩舎ゆかりの血統馬。この父に替わって、動きも馬格も力強さがある。先々まで活躍が見込めそうな一頭です。個人的には同じ父で、春の牝馬戦線でも存在感を発揮していたゴージャスランチの半弟、コーズオブラヴ(牡、父ゴールドアリュール、母シーキングマイラブ)(新開厩舎)の一発にも期待しております。

 芝1600Mのほうは、陣営からも強気の言葉が並ぶチャーチスクエア(牝、父ロードカナロア、母チャーチクワイア)(古賀慎厩舎)が注目株。姉マイネグレヴィルなど新馬戦にめっぽう強い血統ヘリンヌリング(牝、父アイルハヴアナザー、母マイネポリーヌ)(高橋裕厩舎)などがストップをかけられるか、という構図になりそうです。

 最後に少々、POGのほうも。先週末に美浦に戻ってきましたグランアレグリア(牝、父ディープインパクト、母タピッツフライ)(藤沢和厩舎)が、サウジアラビアRC(10月6日、東京・芝1600M)に向けて5日に帰厩後初時計をマーク。休養効果で馬体重も増えており、以前にも増してたくましく見せております。それから、夏場のNF天栄見学会の際にも評価が高かったシェドゥーヴル(牡、父オルフェーヴル、母ヒルダズパッション)(木村厩舎)がおととい6日に帰厩済み。こちら、牧場サイドからは「オルフェーヴル産駒は大きい馬のほうが走るし、楽しみな一頭」との言葉も聞こえてきます。順調ならば東京開催でのデビューに向けて調整していく形になりそうですね。

 本日はこのあたりで。ではではまたです。

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