タイプは違えど(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は日曜ですけど、栗東に残っております。では、本日もパッチパチといきますか♪

 さて、昨夜は「奇跡」な夜でした。仕事が終わった後、おなじみS社のKクンと飲みましょかという流れになったんですが、実に珍しく外食ではなく、食事をテイクアウト→記者の寮で飲もうかという話になりました。で、いつものようにワイワイとやっていたんですが、見慣れぬ若者が食堂に出現したのです。明らかに記者ではなさそうな雰囲気。軽く酔った勢いもあったワタクシたちは「何関係ですか?」と聞くと、何と現役の獣医学生だといいます。実はこのSクン、来年、JRAへの就職を希望していて、色々な施設の見学を栗東で行った、と。インターンシップみたいな感じですかね。で、今日が栗東での最後の夜だというのです。

 こうなりゃ、知り合ったのも何かの縁。一緒に飲もうかとなったんですが、その会話の途中です。彼は今、山口県に住んでいるという流れから「俺も田舎の出身だからねー」なんて話すと、「どこですか?」とSクン。「大分県やで」「僕もですよ!」。実は同郷だったSクンと妙に盛り上がり、さらに話は続きます。同じく大分市出身ということを確認しや後、「どこの高校ですか?」と聞かれ、「中高一貫の男子校で知ってる?」とワタクシ。「まさか〇〇ですか? 僕もですよ!」と返されたから驚くしかありません。

 その高校、1学年100人強という規模としては小さな学校なんですよ。それが珍しく寮で飲むという流れから、普段は違う県に住んでいるのに知り合い、その子が学校の後輩だったとは…。その後は全く関係ないKクンも強引に誘い込んでの、懐かしの母校トーク。ただ、ワタクシの時は男子校だったのに対し、彼の時は〇〇高校が共学へと変貌を遂げていたんです。40歳を超えたオッサンですが、妙なうらやましさを感じちゃいますよね。

 ということで、早くて1年半後になるのかな、彼と競馬場内の施設で会えることを祈りつつ、そろそろ本題へ。まずは「昨夜、こんなことがあったんですよ」という雑談に付き合ってくれた獣医学部出身の友道調教師への取材から。昨日の新馬を勝ったビーチサンバ(牝、父クロフネ)ですが、余力十分な勝ち方だったこともあり、レース後も変わりない様子とのこと。次戦は未定ですが、「うまく1回使って、G1に行けるような形になればね」と話していました。メインターゲットを阪神JFに定め、今後はレースを決めていくようです。そうそう、友道厩舎といえば、先日も書いたアドマイヤコースト(牡、父キングカメハメハ、母アドマイヤカンナ)が栗東に入ってきました。そして、近いうちにスーパーフェザーの全妹になるオーサムウインド(牝、父ディープインパクト、母オーサムフェザー)も入ってくるようですよ。

 さて、明日の新馬2鞍から1頭ずつをピックアップします。まずは5Rでは安田隆厩舎のレッドルゼル(牡、父ロードカナロア、母フレンチノワール)が出走します。結構、いい時計を出しているんですが、安田隆調教師は少し慎重な様子。「まだトモなどが緩くて、良くなるのはもっと先だと思うんです。時計はまずまず出ていますが、競馬でどんな走りを見せてくれるかですね」と話していました。母系もスピード色が強そうですし、初戦から注目しています。

 続く6Rでは音無厩舎のクリソベリル(牡、父ゴールドアリュール、母クリソプレーズ)。全兄にクリソライトを持つ血統面を考慮し、まずはこの条件からのデビューです。「(調教を)やるごとに良くなってきた感じですね。まだ、兄の方がしっかりしていたかなという感じはありますが、初戦から走れそうな態勢は整っています」と生野助手。確かに坂路では好時計を連発していますし、調教通りに走れればという雰囲気が漂っています。

 さて、POG情報。まずは池添学厩舎です。こちらは注目の2頭について聞きました。サラミス(牡、父ディープインパクト、母サロミナ)は今日のローズSに出走するサラキアの全弟。こちらは29日の阪神芝1800メートルを川田Jで予定しています。姉のサラキアは小柄な馬体を考慮しながらの調整を続けていますが、こちらは全きょうだいだというのに500キロ近い雄大な馬体です。「先週の日曜日に坂路でやった時は正直、アレッという感じだったんですが、今週下(CWコース)でやった時の動きは思っていた以上でした。初戦からソコソコやれると思います」と池添学調教師は話します。来週は騎手騎乗で3頭併せの真ん中に入れ、しっかりと負荷をかけるとのこと。どれだけ動けるか注目したいところです。

 その翌週、京都開幕週の芝1800メートルを川田Jで予定しているのがタンタラス(牝、父キングカメハメハ、母ブエナビスタ)ですね。このお母さんにとっての3番子になります。こちらも北海度でゲート試験は合格ずみ。「今週は色々なコースに入れて、徐々にピッチを上げていければ」とトレーナーは話していました。

 あと、松田調教師への取材を少々。春先から期待の大きかったサトノウィザード(牡、父ロードカナロア、母ブロードストリート)が今週、ゲート試験に合格しました。「丁寧にゲート練習をこなしてきました。首や胴など、それぞれのパーツが大きく、歩くときも追い切りでもフォームが大きいんです」と松田調教師は話します。ただ、現状では成長を促したいということで、一度放牧に出されるとのこと。秋華賞2着だった母も成長曲線は緩やかでしたし、ひと息入れたことでの成長を期待したいですね。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中山2R・3ベルクワイア(ここ2走に比べると,今回は明らかに相手に恵まれたか。血統的に渋った馬場もこなせるはず)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神2R・2タニノマイカ(発馬後手から全く流れに乗れなかった前走は参考外。まともに走れば)

阪神3R・3タマモカプチーノ(1000メートルでは忙しかった。状態はギリギリだが、攻め馬だけなら未勝利では上位の存在)

中山10R・9イサチルルンルン(ダート短距離はベストの条件。ここは馬券妙味もあり)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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