最終週なのに(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、この秋は我が地元・大分県の特産物にハマっております。少し前に里帰りした時のこと。母親から「カボスを持って帰る?」と声をかけられました。カボスとは大分県でよく生産されている柑橘類の果実。今の時期で言えば、焼いたサンマにかけると最高です。で、そのカボスを言われるがままに7、8個ほど持って帰ったんです。その数日後。急に自宅で焼酎のお湯割りを飲みたくなった時、そのカボスが視界に入ったので、絞って入れてみたところ、この酸味のパワーがすごいんです。で、焼酎が想像以上の美味になる。こりゃ使える、と一気にカボスのヘビーユーザーです。そのため、普段はあまり飲まない自宅での飲酒量は増えましたが…。

 大分県の特産物って色々とあるんですが、断トツで生産量全国一になっているのが椎茸。しかし、これがワタクシ、大の苦手なんです。まぁ、うっすらとダシに加わっているぐらいなら問題ありませんが、いわゆる「どんこ」のように「俺、シイタケ!」みたいな感じで主張が強いのは拒否反応を起こしてしまう。もう40歳も超えましたし、当ブログでおなじみの漬物とともに、一生仲良くはなれない食べ物でしょう。まぁ、椎茸に関しては、これからカボスをたっぷりと使うことで、地元感を出していこうかな。

 ということで、久々に偏食報告をしたところで、そろそろ本題へ。明日の競馬を衷心に見ていきましょう。注目は何と言っても、5Rの新馬です。

 普通、開催の最終週となれば、無理に使わずとも、翌週で馬場のきれいな次開催の開幕週まで待つってことが多いと思うんです。しかし、今回は違います。ディープインパクト産駒が4頭。しかも、すべてが筋の通った母系を持つ血統馬です。確かに来週の京都開幕週にも結構そろっていることもあるんですけど、さすがにちょっと、驚きましたね。

 まずは松永幹調教師のゴータイミング(牡、父ディープインパクト、母サラフィナ)ですね。お母さんは仏重賞勝ち馬で、兄ジェニアルは現在、フランス遠征中です。正直、先週までは松永幹調教師のトーンが慎重かなと思っていたんですが、今週はまずまずの感触。「まだ幼さが残るけど、徐々に動けるようになってきた。気性は素直。今週は調教に乗ったジョッキー(武豊)も感触は悪くないと言ってました」と話していました。きょうだいは初戦からバリバリ走るという感じではないんですが、調整自体は順調にきてますし、どんな走りを見せてくれるか。

 池江厩舎のサトノルークス(牡、父ディープインパクト、母リッスン)も注目を集める一頭でしょう。こちらは昨年のセレクト1歳セールで2億7000万円。POGでよく人気を集める一族ですが、成長曲線の緩やかな馬が多い。その辺は池江調教師も当然、把握しています。「晩成型ですけど、順調に乗り込めたかなと思います。まだ、体つきに幼さは感じますが…」とのこと。その視線は先を向いているようで、「今は切れるというより長く、いい脚を使いそうな感じ。体がしっかりすれば、切れる脚を使いそう。能力の高さは感じますから」と続けます。こちらも現状でどれだけ走れるかでしょうね。

 そういった意味では音無厩舎のブリッツアウェイ(牝、父ディープインパクト、母スウィフトテンパー)も同じような感じでしょうかね。「走りそうな雰囲気を持っているんですが、現状では時計が地味ですからね。芝の実戦でどれだけやれるかでしょう」と生野助手。まぁ、ディープ産駒は芝の実戦でガラリ一変っていうのは、よくある話ですし、ここまで挙げた3頭に加え、池添学厩舎のサラミス(牡、父ディープインパクト、母サロミナ)も実戦に注目ですね。

 そうそう、昨日は音無調教師から2歳馬の次走について発表があったようでして、芙蓉Sを勝ったミッキーブラック(牡、父ブラックタイド)は京都2歳Sに決定。ジョニーズララバイ(牡、父マンハッタンカフェ)は目の外傷でひと息入れることになったとのことです。阪神2週目の新馬を圧勝したクリソベリル(牡、父ゴールドアリュール)はもちの木賞へ向かうとのことです。あと、フェニックスM崎記者からの情報で先週の未勝利を圧勝したトーセンカンビーナ(牡、父ディープインパクト)は東京のアイビーSへ、新馬勝ちの後に放牧に出ているサートゥルナーリア(牡、父ロードカナロア)は萩Sへ向かうとのことでした。

 少しだけPOG情報。橋口厩舎はバラ一族のローザジルベルト(牡、父ワークフォース、母ローズバド)が来週の京都芝2000メートルでデビューします。鞍上は北村友J。「追ってから長くいい脚を使えそうです。長距離向きですね。いいところはあると思いますよ」と橋口調教師は期待しています。あと、春先から名前を出してきたロナ(牝、父ロードカナロア、母エアジャメヴー)は京都3週目の芝1400メートル(牝馬限定)を松山Jで予定。「体がしっかりしているし、スピードがありそうな感じ。気性も素直でいいですね」と橋口調教師は話しています。

 あと、姉にエイジアンウインズやレッドサクヤを持つレガーロブロッサム(牝、父オルフェーヴル、母サクラサク3)は放牧を促すために一度放牧へ。今週は北海道のデビュー戦で2着だったエールヴォア(牝、父ヴィクトワールピサ)が日曜日に2戦目を迎えますね。「前走は相手が強かったけど、いい競馬だったと思います。前走は多少、急仕上げな面もあったので」と橋口調教師は意欲十分です。また、明日は母にキュンティアを持つ良血馬アンラッシュ(牝、父ノヴェリスト)の復帰戦。「相当にいい素質はあるんです、まともに走れば」と不完全燃焼だった初戦からの一変を狙っていました。

 では、ねっと限定「厳選馬」をどうぞ。

中山2R・12ヴォイスオブジョイ(一戦ごとにレース内容が良化。鞍上モレイラJで人気必至も、もう負けられない)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神3R・4セデックカズマ(初戦は強敵相手にハナを切る厳しい競馬。仕上がりはいい)

阪神7R・2ハッシュタグ(前走はスムーズさを欠く競馬。この距離は問題なく、高い能力を発揮)

阪神10R・6スパイチャクラ(時計のかかる馬場は合う。スムーズに立ち回れば一変は可能)

中山10R・7ワールドヘリテージ(まだ底を見せていない。攻め馬の動きもよく、成長度にも期待)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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