代打・その2(栗東)

ジェンティルドンナの初子モアナアネラ
ジェンティルドンナの初子モアナアネラ

 こんにちは。橋本です。大好きだったあの馬の初子、モアナアネラ(牝、父キングカメハメハ)が3日に栗東へ入厩してきたと聞いて、石坂正厩舎へ会いに行ってきました。そう、お母さんはG1を7勝したジェンティルドンナですね。ゲート試験のために一度入厩したのですが、その時はタイミングが合わなくて会えず…。今回初めて会いましたが、牝馬らしい顔つきで本当にかわいかったです。担当は母と同じ日迫厩務員。「見た目はキンカメ。けっこう気が強いところはお母さんに似ているかな。競馬でそこが出てくれたらいいんだけど。乗った感じは(前の入厩時より)良くなってきたよ」とうれしそうに話していました。今で460キロくらい。これから調教を積んでいき、順調にいけば11月の京都でデビューとなりそうですね。そうそう、先週勝ち上がったドナウブルーの子、ドナウデルタ(牝、父ロードカナロア)は放牧へ。放牧に出る期間は短いものになりそうでした。「3、4角で取りつく脚が速かった」と担当の久保助手は高く評価していましたよ。

 さて、石坂正厩舎は3日間開催で新馬4頭をデビューさせます。ここではきょうだいがトライアルや出世レースで好走した2頭を紹介しましょう。8日京都・芝1400メートルにはレッドベレーザ(牝、父ディープインパクト、母レッドメデューサ)。「お姉ちゃんはパワーがある感じでしたが、この馬は軽いフットワークで長くいい脚を使いますね」と松岡助手。今年のエルフィンSで3着だった全姉のレッドランディーニとは、ちょっとタイプが違うみたいですね。7日京都・芝2000メートルが初陣となるレイジングブレイズ(牡、父オルフェーヴル、母スウィートハース)は、ローズSで3着に好走したラテュロスの半弟。オルフェ産駒らしい?栗毛の大流星が印象的です。「しっかり乗っている。つかみどころがないが、攻め馬をしてもケロッとしていて余裕があるね」と杉山助手は話していました。どんな走りを見せるでしょうか。

 名牝つながりと言えば、G1・6勝馬ブエナビスタの3番子タンタラス(牝、父キングカメハメハ)が8日京都・芝1800メートルでベールを脱ぎます。コロナシオン、ソシアルクラブの全姉2頭も新馬勝ちを収めましたが、池添学調教師の評価はさらに高いように感じました。「コロナシオンは硬さがあって調整に苦労しましたし、ソシアルクラブはエンジンはすごいけど、体がついてこなかった。タンタラスは体もいいし、動けていますね。瞬発力がありそう」と完成度の高さを挙げていました。同厩舎で新馬、野路菊Sを連勝したカテドラル(牡、父ハーツクライ)は東京スポーツ杯2歳Sを目指すようです。また、母が米G1勝ち馬シーズアタイガーのティグラーシャ(牡、父ディープインパクト)はリフレッシュ放牧に出たそうです。

 ところで、吉村厩舎のG1馬といえばエリザベス女王杯を制して有馬記念でも2着に好走したクイーンズリングですが、半妹のアクアミラビリス(牝、父ヴィクトワールピサ、母アクアリング)が来週半ばに入厩予定です。「けっこう動けそうですよ。顔とかがお姉ちゃんに似ていますね」と吉村調教師。ゲート試験からスタートとのことで、年内のデビューを目指すようです。ヴィクトワールピサ産駒はここにきて盛り返している感じですし、楽しみですね。

 あと、シグナライズの半妹にあたる中内田厩舎のファイナライズ(牝、父ロードカナロア)は放牧に出たそうです。4日にゲート試験を合格したVodkaの16(牝、父Invincible Spirit)はタニノミッションで馬名を申請しているようですね。

 うーん、偶然にも牝馬の登場が多くなってしまいました。ではでは。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル

WindowsPCでInternet Explorer(IE)をご使用中のユーザー様へのお知らせ

お客様が安心して馬トクをご利用頂くため、セキュリティー強化の観点により2019年10月31日でInternet Explorer(IE)での動作サポートを終了致します。
今後は、Google Chrome、Microsoft Edgeでの使用をお願い致します。