復活です(栗東)

 こんにちは、山本です。帰ってきました、当ブログでは最長と思われる2週間の「短期放牧」を経て、金曜恒例の梅田の会社でございます。今週はフランス帰りで栗東には行けなかったんですが、今日、明日の2日間は帰ってきてから、電話で2歳馬情報を教えてくれた、ありがたい方々の情報を中心にお伝えします。しかし、当ブログ初の代打更新を行ったジュリアナさん、お疲れ様でした。書き方も分かったでしょうし、今後も何かあった時にはよろしく♪

 さて、当分の間はこの前振りゾーン、フランス出張のこぼれ話を。今回の出張は9月30日に出発。実は以前の凱旋門賞出張への出発日も台風の影響で阪神開催が中止になったのです。歴史は繰り返すじゃないんですが、今回は非常にややこしかった。実は関西国際空港が台風21号による被害の影響で通常に運行できるか不安があり、今回は羽田からの便を予約してたのです。ところが、当日早朝に予定していた大阪から東京への移動が台風の影響を受けそうだと会社からの指摘があり、前日の土曜日に移動するように、と。大急ぎで荷造りを行い、ドタバタの中で関西を出発。実は武豊Jの歴史的なJRA通算4000勝達成時、ワタクシは移動中だったのです。

 何とか日曜日に羽田からフランスへ出発。到着したのは日本の午前0時あたりでしょうかね、まず何をしたかと言えば、フランスのシャルルドゴール空港のベンチに座り、日本で行われたスプリンターズSのレース結果をチェックです。で、セイウンコウセイが馬群に沈んでいく姿を見ながら、到着早々にガックリ。その他の買っていたレースも全敗。何か一気に疲労感に襲われましてですね、重~い気分の中、6年ぶりのフランス出張は始まったのです。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に、と書きたいところですが、そんなにナマ情報がないんですよね。個人的にはPOGとあまり関係ないかもしれないけど、今年も好メンバーがそろった東京9Rのプラタナス賞には注目しております。

 もう、今日はいきなりのPOG情報。音無厩舎では日曜の2Rでミッキースピリット(牡、父ディープインパクト)が復帰します。小倉でのデビュー戦は直線でもたれ、結果的に騎乗していた松若Jが騎乗停止処分に…。「風馬も急いで動いてしまったような感じでしたし、敗因の分かっているレース」と生野助手に悲観する様子はありません。中間も攻め馬は非常に順調。「距離も問題ないと思うし、未勝利はポンといってほしいぐらいの馬です」。振り返れば、同じく音無厩舎のミッキーアイルもデビュー戦を落としながらら、ひと息入れた2戦目を2歳日本レコードで圧勝したっけ。偉大な「先輩」に続く走りを期待です。

 音無厩舎の話を続けましょう。母にG1ホースを持つピノクル(牡、父キングカメハメハ、母ピンクカメオ)はゲート試験合格後も在厩して、調整を続けています。「時計はまずまず出ているんですが、まだトモ(後肢)に緩さはあります」と生野助手はこれからの成長を期待している様子。11月10日の京都芝マイルを視野に、動きと調整のペース次第でデビュー戦を決めていくようです。

 あと、生野助手が「面白いかもしれませんよ」と切り出したのがサンライズアキレス(牡、父エンパイアメーカー、母ブラボーデイジー)。この馬、春先の取材でも音無調教師が手応えをつかんでいるような感じだったんですよね。「手先の軽さがあって、ゆったりと走れるんで、芝でも問題ないんじゃないですかね。よさそうですよ。ゲートも現時点では何も問題ありません」と生野助手。お母さんは騎手時代、重賞初制覇へ導いてくれた馬ですし、ヴィクトリアMで2着もあったんですよね。自身にとってもゆかりある馬の活躍を楽しみにしていました。

 続いては友道厩舎。今年の2歳戦で【9211】って数字、これ驚異的ですよ。まずは先週の新馬を勝ったランブリングアレー(牝、父ディープインパクト)はひと息入れた後、白菊賞で連勝を狙います。「口向きに課題のある馬だけど、狭いゾーンに入ったことがよかったんじゃないかな」と振り返ります。あと、阪神で新馬を完勝したビーチサンバ(牝、父クロフネ)はアルテミスSへの出走を見据えて、すでに栗東へ帰厩。サフラン賞でデビュー2連勝を飾ったレッドアネモス(牝、父ヴィクトワールピサ)は阪神JFへ直行。あと、マカヒキの全弟になるウーリリ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ)も来月11日の京都芝1800メートルでのデビュー戦へ向けて、徐々にピッチを上げていくようです。

 さて、来週の京都芝1800メートルを武豊Jで予定しているのがワールドプレミア(牡、父ディープインパクト、母マンデラ)。この馬ね、あくまでワタクシが話を聞いた感触ですが、友道調教師はかなり手応えを持っている感じがします。「素直だし、折り合いもつく。追ってからの反応もいいね」。当初は体がガッチリしているという話を聞いていたんですが、「動きに重苦しいところはない」とのことで、話をまとめていくと、今年の2歳勢のデビュー前のトーンとしては一、二を争う印象です。来週からは栗東に復帰しますし、またナマで話を聞きたいと思っております。

 ここで序盤にナマ情報がないと嘆いていたのを隣で見ていたのか、「最強の代打」ことジュリアナさんから情報提供が入りましたのでお伝えしましょう。明日の京都5Rに出走する中内田厩舎のキュールエサクラ(牝、父マンハッタンカフェ、母インコグニート)は伯父にシックスセンスを持つ血統馬ですね。「入ってくる時からいいと聞いてました。大人びた馬です。先週ゲートを出して、センスがいいですね。勝ち負けできるところまできています。無事に走ってくれれば」と片山助手は話しているようで、傑出馬不在のここなら堂々の主役でしょうか。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

新潟6R・4キタサンヴィクター(前走は前に行った組が厳しい流れ。今回は相手が大幅にくみしやすくなり、距離延長も歓迎材料)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都8R・12サウンドテーブル(前走は発馬直後に大きく躓くロスあり。先行策がベストの馬。しぶとさ生かしたい)

京都10R・7カレンシリエージョ(2走前の勝ちっぷり圧巻。前走は外回るロスが響いたが、スムーズな立ち回りなら)

東京10R・7ドルチャーリオ(ポン駆け利くタイプ。距離もベストで、強敵相手でも上位争い可能)

 今日はここまで、また明日もひっそりと更新します。ではでは

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