帰ってきてます(美浦)

 こんばんは。これから京都競馬場に移動する予定の川上です。

 今日の東京メイクデビュー5Rはなかなかの好メンバー。勝ったのは、ヤマタケ先輩との対談でPOG指名したメッシーナ(牝、父ディープインパクト、母シユーマ)(萩原厩舎)ではなく、パッシングスルー(牝、父ルーラーシップ、母マイティースルー)(黒岩厩舎)でした。一頭だけ違う脚色で差し切り勝ち。今後については放牧を挟んで決められますが、先日のサウジアラビアRCで2着に入り、朝日杯FSに向かう予定のドゴール(牡、父サクラプレジデント)に続いて、黒岩厩舎からは楽しみな2歳馬の出現ですね。

 さて、3歳牝馬の3冠最終戦・秋華賞が明日に控えていますが、美浦には楽しみな2歳馬も続々入ってきております。

 まずは11年の牝馬3冠を皆勤したホエールキャプチャの初子、アルママ(牡、父オルフェーヴル)が10日に放牧先から戻ってきております。12日には初戦で手綱を執った柴田大Jを背に調教へ。「夏場の休養で現在440キロ前後の馬体重。初めての輸送でも落ち着いた雰囲気で戻ってきてくれた」と畠山調教師です。現状で調教の進度次第ではありますが、今東京開催の最終週の未勝利戦、10月27日の芝1600Mを目標に、乗り込みを進めていくとのこと。血統的にも当初から注目を集めていた馬。2戦目での勝ち上がりに期待が懸かりますね。

 せっかくなので、今日は畠山吉厩舎をピックアップしていきましょう。明日の京都ではドゥエルメス(牝、父スマートファルコン、母ベルモントエルメス)が3R(ダート1800M)で初陣。「500キロほどの馬格があって、しっかりしている。条件も合いそうだし、初戦から楽しみ」と畠山調教師です。いきなり関西圏に遠征の関東馬。初戦にこそ妙味があるかもしれません。

 これからデビューする組で、トレーナーから「これは面白いかもしれないよ」と耳打ちされたのが、ダラステソーロ(牝、父Cairo Prince、母Copelans Angel)。「この血統だけど、芝でもやれそうな走りをする。コントロールも利くので、距離も保ちそう」と賛辞が並びました。5回東京開催の1週目(11月4日)にダート、芝ともにマイルの新馬戦が組まれておりますが、まずはそのどちらかでのデビューを目指して、調教を進めていく方針だそうです。

 カンパーニャ(牡、父ジャングルポケット、母ピエモンテ)は夏を経て、「少しずつしっかりしてきている」との評価。こちらは5回東京開催の後半にもデビューを目指せたら、という運びだそうです。

 

 続いて高橋文厩舎では、メジロドーベルの最後の子、ピンシェル(牡、父ルーラーシップ)が先週の新馬戦で6着でした。この血統で、陣営も、初戦に騎乗した横山典Jも将来性に期待していた馬。今週の美浦では調教復帰する母の主戦、吉田豊騎手の姿が見られましたが、「ユタカの復帰と一緒に、年明けくらいで使えたら。大事にやっていきたい」とトレーナーでした。

 それから11日には、藤沢和厩舎にレッドヴァージンの2016(牡、父ディープインパクト、母レッドヴァージン)、国枝厩舎にブーケオブジュエル(牝、父キングカメハメハ、母ザッハーマイン)、高木厩舎にローリエテソーロ(牡、父グランプリボス、母セルリアンブルー)あたりがそれぞれ入ってきております。まずはゲート試験合格を目指していく運びになりそうですが、またデビュー予定などを取材しておきますね。

 というわけで、駆け足になってしまいましたが、本日はこのあたりで。ではではまたです。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル