東西で送り出す(栗東)

 こんにちは、山本です。今週は月曜日、木曜の正午前後と変則的な更新でしたが、今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、この2日はフランス話を小休止。最近のお話をお伝えしたいと思います。実は他社で記者仲間のS社のHクンが競馬担当及び会社をやめて、大阪から離れることになりました。ちょうど、先月は凱旋門賞絡みの取材でドタバタしていた時期。時間が取れなかったため、別の日に送別会をしようという話になって、10月なかばに行ったんです。

 Hクンとは違うS社のSクンと3人で梅田の飲み屋からもつ鍋屋をはしご。お酒の飲めない主賓のHクンを前に、我々二人が飲んだくれるという、どちらが楽しんでいるのか分からん会になりましたが、とりあえずちゃんと送り出したかったので、よかったなと勝手に自己満足です。まぁ、ちなみに彼は結構いい年(ワタクシよりは下ですが…)だというのに、家族もいる(ワタクシにはいませんが…)というのに、別の業界に身を投じるとのこと。決断に至るまでは色々な葛藤があったとはいえ、立派なモンです。

 で、その三次会が朝までカラオケ。恐らく、15年ぶりぐらいです。だって、カラオケBOX自体が3、4年ぶり。しかし、人間の記憶ってよく出来たもんで、学生時代の1990~99年までのヒットソングはメロディーだけで歌えるのに、それ以降の曲は車内などで何度も聞いているのに、歌詞とメロディーが微妙にズレたりする。最後は喉が痛くて仕方ない状態。脳細胞は20台前半がピークで、体もやっぱり衰えとるなと痛感です。

 とりあえず、Hクンには頑張ってほしいと思いつつ、当ブログも頑張っていかなきゃいけません。ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心にいきましょう。

 京都では3鞍の新馬が行われまずが、注目は5Rの芝1400メートルかな。まずは須貝厩舎のブランノワール(牝、父ロードカナロア、母プチノワール)。半姉に阪神JFを勝ったローブティサージュを持ちます。この馬、ゲート試験合格後に一度放牧に出ているんですが、その時に須貝調教師から「まだまだかな」という言葉を聞いていたんです。正直、時間がかかるかなと思っていたんですが、今週の須貝調教師は「良くなったわ」とこの馬に関してはずっと明るい表情。「放牧に出して、良かったね。追うごとに良くなっているし、姉より性格がいい。走り自体もいいしね」と長所が次々と出てきます。成長度という点で、非常に納得のいくものが得られている感じ。取材の感触からは要注目の存在です。

 あと、橋口厩舎のロナ(牝、父ロードカナロア、母エアジャメヴー)も春先から当ブログで注目してきた一頭。順調に攻め馬を積み、予定していた一戦でのデビューとなりました。「牝馬にしては体がしっかりしているし、調教でもいい動きをしています。初戦から面白いと思います」と橋口調教師も力が入っていました。

 このレースでは吉村厩舎のハニエル(牝、父ハーツクライ、母サリエル)も登場します。お母さんは短距離中心に活躍し、3歳春にはファルコンS3着などがありました。こちらも調教で上々の走りを見せています。「動きはいい。十分に勝ち負けできると思います。もうちょっと距離があってもこなせそうだし、楽しみですね」と吉村調教師の評価も上々です。

 実は吉村厩舎、今日は東京4Rにエアビオンディ(牝、父ロードカナロア、母エアマスカット)も送り出すんです。お母さんは秋華賞馬エアメサイアの子供で、エアスピネルの姪になりますね。「動きはいいですね。日曜日の最終追い切りの動きもよかったし、初戦から十分に動けると思います」と吉村調教師はこちらも手応え十分といった感じでした。

 吉村厩舎といえば、先週の京都で期待していたウルクラフト(牝、父ディープインパクト)がデビューV。「心臓が強いですね。距離ももちそうな感じです」と放牧を挟み、今後はまだ未定ですが、手応えを深めた様子です。さて、デビューを控えた組を少しだけご紹介。厩舎的にゆかりが深いキャスノワゼット(牝、父ロードカナロア、母アイスドール)なんですが、こちらは喉の手術を受け、デビューは少し先になりそうです。伯母にアンブロワーズなどを持つグリッサード(牡、父シンボリクリスエス、母アンナヴァン)は11月4日の京都の芝2000メートルをCデムーロJで予定。「中距離あたりが合ってそうな感じです」との見立てです。

 あとはダーレー勢。2頭の「逆輸入組」がスタンバイしています。メトロポール(牝、父Daiwa Major、母Perivale)は来週の京都芝マイル、浜中Jでデビューします。「牧場でスピードがありそうという話でしたし、順調に調整できています。坂路での動きなんかいいですね」と吉村調教師は話していました。インナーハート(牡、父Heart,s Cry、母Treat、母Treat)はレースこそ未定ですが、芝の中長距離でのデビューを予定しているようです。しかし、やっぱりDaiwa Major=ダイワメジャー、Heart,s Cry=ハーツクライは違和感あるなぁ。

 さて、吉村厩舎の情報をお伝えしたところで、報知の達人こと吉村記者とフェニックス宮崎クンからいただいた中内田厩舎の2歳馬情報を。未勝利を圧勝したダノンファンタジー(牝、父ディープインパクト)は引き続き川田JでファンタジーSへ、新潟で新馬を勝っているダノンジャスティス(牡、父Kingman)は川田Jとの新コンビでデイリー杯2歳Sへ、野路菊Sで2着だったヴェロックス(牡、父ジャスタウェイ)はルメールJとの新コンビで東京スポーツ杯2歳Sへ向かうようです。

 最後に今週、3頭の新馬を送り出す藤岡厩舎。中でも2頭は厩舎ゆかりの血統馬です。明日の京都4Rに出走するワールドウォッチ(牡、父Iffraaj、母Baldovina)は伯母にサマースプリント女王になったワンカラットを持ちます。「順調ですね。スピードがあるし、血統的にも短いろころだと思う。初戦から面白い」と藤岡調教師は期待します。あと、土曜5Rにはサンリヴァルの全弟になるヴァンケドミンゴ(牡、父ルーラーシップ、母アンフィルージュ)がスタンバイ。「兄よりひと回り小さいけど、よく似ている感じ。先週はあの(後半の)時間帯で、いい動きだったと思う」とこちらも手応えを感じているようでした。ただ、このレースは強敵ぞろい。紙面のコラムでも書きましたが、今日の東京4、5Rは要注目です。

 では、ねっと限定「厳選馬」。今日は京都3Rの5ブラヴァスを。熱発で予定が延びたんですが、「あの頃よりいいし、かえって良かったんじゃないですか」と安田助手。新馬はその他のメンバーが次走でしっかり勝ち上がるハイレベルのメンバーだったが、その中でも3着。「あの頃は暑くかったし、当時より良くなっていると思う」とここは必勝態勢です。

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都8R・1エリンズロマーネ(前走は直前のスコールで行き脚そがれた。良馬場で巻き返す)

京都11R・2バイラ(先行激化か。適距離に戻し、攻め馬も動いている今回はチャンス到来)

新潟12R・1ワールドフォーラブ(左回りの6ハロン戦を待っていた。仕上がりも問題なし)

東京3R・10スペキュラース(前走は差し競馬演出の逃げ。ここは押し切る)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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