慎重に選びます(栗東)

 こんにちは、山本です。お久しぶりでございます。週末まではもちろん、休まずに営業いたしますので、通常通り、お付き合いくださいませ♪

 さて、フランスのこぼれ話で何か書き忘れたことがなかったかなと思い返してみると、肝心の競馬のことを書いてないことに今さら気づきました。ということで、今日は競馬に関して。実は凱旋門賞が行われるパリロンシャン競馬場の他にも今回、シャンティイ競馬場とサンクルー競馬場へ足を運ぶ機会がありました。実はどちらも初めての来訪。昨年まで2年連続で凱旋門賞が行われていたシャンティイは「えっ、ここで凱旋門賞行われてたの?」と思ってしまうほど、牧歌的な雰囲気で小じんまりとしていましたが、サンクルーは広々としていて、ゴール板過ぎの見学エリアには複数の木製のテーブルとチェアーがあるようなゆったりとすた空間。ちなみに、訪れたのは金曜日。武豊Jが出走予定のレースまで、このテーブルでJRAのHPに接続し、日本の競馬を予想する切ない時間を過ごしていましたが…。

 で、6年ぶりに訪れたパリロンシャン競馬場は、ゴールドに彩られたスタンドがまさに壮観ですわ。で、妙にテンションが上がったのが報道陣がレースを観戦する時のゾーン。前に凱旋門賞を見る時に群衆に紛れながら、一般のファンと見ていたんですが、今回はレースを見るためのゾーンがちゃんと作られていて、それがゴールの真ん前。スタンドの3階あたりですから、距離感も結構近いんです。声援もガンガン響いてくる。この絶好のロケーションで、日本馬初の偉業を見届けられれば最高でしたけどねぇ。

 ということで、そろそろ本題へ。今日もナマ情報を中心に進めていきましょう。

 今日の栗東はモレイラJが初見参するということで、皆が一挙手一投足に注目していたんですが、朝一番に乗ったのが池江厩舎のペルクナス(牡、父Majesticperfection、母サンダーカップ)。半姉にケンタッキーオークス馬を持つ血統馬です。こちらは11月11日の京都芝1800メートルをモレイラJで予定しています。「血統的にはダート馬かもしれませんが、まずはこの条件でどんな走りをするのか。今日の動きはまだまだという感じですが、あと2週でどれだけ上げていくかでしょうね」と池江調教師は話していました。

 坂路小屋では、まずは音無厩舎から。音無調教師が今週の坂路の動きを見ながら、「動くな」と明るい表情を浮かべていたのがピノクル(牡、父キングカメハメハ、母ピンクカメオ)。こちらは予定通り、11月12日の京都芝マイルをCデムーロJで予定しています。あと、同じ週のダート1800メートルを松若Jで予定しているサンライズアキレス(牡、父エンパイアメーカー、母ブラボーデイジー)も感触はよさそう。あと、来週の京都ダート1400メートルには外国産馬のデルマカトリーナ(牝、父Ghostzapper、母Ruthian)が松若Jで予定しています。

 続いては矢作厩舎。先週勝った組はあくまで決定ではなく、現時点で視野に入れているという感じですが、ダンサーバローズ(牡、父オルフェーヴル)がもちの木賞、タイセイビルダー(牡、父ヘニーヒューズ)がカトレア賞を予定しています。あと、今日の取材の最後にラヴズオンリーユー(牝、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー)について聞くと、「この後追い切ってからだな」と。で、その後に馬主のDMMさんのHPを見たんですが、来週の京都芝1800メートルに使うことになりそうですね。こちらは、また話を聞いておきます。

 最後に友道厩舎。先週勝ち上がった注目2頭の次走が決まりました。2戦目で初勝利を挙げた名牝ヴィブロスの子供、ブラヴァス(牡、父キングカメハメハ)は自己条件のエリカ賞(復活するんです!)に向かうことになりました。まだまだ幼さの残る現状ですから、自己条件から一歩ずつという感じでしょうかね。そうそう、鞍上は再び武豊Jに戻ります。また、素質馬ぞろいの新馬を勝ったワールドプレミア(牡、父ディープインパクト)は引き続き武豊Jとのコンビで京都2歳Sに向かうとのこと。こちらも今後の伸びしろが大きそうな勝ちっぷりでしたし、これからどれだけ成長するかに注目でしょうね。

 あと、11月2週目の新馬を予定していたウーリリ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ)オーサムウインド(牝、父ディープインパクト、母オーサムフェザー)はどちらもデビュー戦が延期することになりました。ウーリリはもう少し成長を促すために、在厩しながらの調整。オーサムは追い切り後に体が減ってしまったため、一度放牧に出されるそうです。あと、黄菊賞に出走するヘリオス(牡、父オルフェーヴル)は引き続きルメールJが手綱を執ります。

 最後に明日、たっぷりお世話になろうと思っているジュリアナ橋本さんからいただいた情報なんですが、アイビーSで5着だったトーセンカンビーナ(牡、父ディープインパクト)は放牧に出されるそうですが、そんなに長い期間にはならないようです。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

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