熱い激突(栗東)

 こんにちは、山本です。久々に4日も休んで、本日は栗東からパッチパチの再開です。先週から一転、今週は別の場所のように寒くなっていて、驚いてしまいましたが、風邪引く前に、そろそろいきますか♪

 さて、つい先日のこと。小型犬二匹のお守りを2日ほど、手伝うことがありました。昔、実家ではポチくんという猫(メスでしたが…)がいましたが、その前はパールくん(こっちは雄)という犬も可愛がっていた。もう15年近く前に亡くなってしまったんですが、犬の面倒を手伝うのは、その時以来。まぁ、この二匹はパールくんとは違い、意外にちゃんとしつけられてます。長時間のドライブでしたが、助手席で飼い主さんが抱きかかえると、かなり窮屈なスペースでも大人しいもの。車内で「おもらし」することもなかったですからね。ただ、車の長旅が初めてということで、単なる車酔いかもしれませんが…。

 そのぶん、外へ出ると元気いっぱい。小さい犬たちにグイグイと引っ張れれるのは、これはこれで可愛いモノです。ただ悲しいかな、たまに「職業病」が出てしまう。「2匹」を「2頭」と口にするわ、メスの方を「この牝馬…」なんて呼んだ日には、自分で自分が嫌になってきます。ともかく、色々と大変でしたが、なかなかに楽しませてもらった二日間。ちなみに、彼らが降りた直後、車内に漂う「残り香」とのような獣香が、しっかりと現実の世界へ引き戻してくれました。

 ということで、そろそろ本業の馬の情報へ。寒~い栗東で取材した話をお伝えしていきましょう。

 まずは池添学厩舎から。母に名牝ブエナビスタを母に持つタンタラス(牝、父キングカメハメハ)は12月9日、阪神の芝2000メートルをCデムーロJで予定しています。「変わらずにきています。前走は集中力が今ひとつで、走れていなかった感じ。あれが経験になってくれれば」と池添学調教師は2戦目での仕切り直しを期待です。また、こちらも名牝を母に持つアストライア(牝、父キングカメハメハ、母ハープスター)はゲート試験合格後、一度放牧に出されたとのことで、再び態勢を整えての初陣となりそうです。

 続いては須貝厩舎。先週の東京で新馬を勝ったカヌメラビーチ(牡、父ロードカナロア)は千両賞が最有力のようで、まずは確実に自己条件で2勝目を狙っていくようです。「相手に合わせて、伸びていくような感じだったから」と須貝調教師も着差以上の手応えを感じ取っています。

 続いては友道厩舎。来週の京都芝1800メートルでデビューを予定しているウーリリ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ)は福永Jとコンビを組むことになりました。全兄に一昨年のダービー馬、マカヒキを持つという血統馬。「体が緩いぶん、まだ動き切れてない面がある」と口にする友道調教師ですが、「馬自体はいいと思うけど、お兄ちゃんがお兄ちゃんだけにという面ですよね。競馬にいけば、走れるんじゃないかと思いますよ」と言葉を続けました。求めるモノが高井からこそ、という話。徐々に態勢を整えていますし、あと一週での良化に期待ですね。2週前の新馬を勝ったサヴォワールエメ(牝、父ダイワメジャー)は阪神JFに登録しますが、除外の場合は中京のこうやまき賞を本線に考えているようです。

 さて、その友道厩舎で来週の白菊賞を予定しているのがランブリングアレー(牝、父ディープインパクト)。浜中Jの騎乗で1週前追い切りが行われたんですが、いい感触をつかんだようです。「いい動きでしたね。デビュー前はモタれる面が気になっていましたが、その点はマシになっていました。新馬を使った後、チークをつけていますし、動きも随分と良くなっています」。そんな幼さを見せたデビュー戦でも勝利をつかんだあたり、ポテンシャルの高さも感じている様子。2連勝へ、手応えはありそうです。

 ここで強敵となりそうなのが矢作厩舎のラヴズオンリーユー(牝、父ディープインパクト)。ドバイターフを制したリアルスティールの全妹が、岩田Jとのコンビで出走を予定しています。かなり良化の余地を残していたデビュー戦で味な勝ち方を見せました。「緩さは感じますが、坂路の2本乗りもできていますし、使った後も大丈夫です」と岡助手。こちらも無傷の2連勝を狙っています。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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