復活元年から(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は栗東からのパッチパチでございます。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、先週の日曜日のこと。京都競馬場からの仕事帰りに、本紙の和田キャップを始めとした記者仲間たちと「反省会」を行ったんです。で、その中で最終的に一緒にいたのが、先日も紹介したS社のSクン。ワタクシの降りる駅の次の駅で、彼は電車を降ります。で、ワタクシは普通に電車を降りたのですが、その瞬間、大変なことに気づいたのです。財布に携帯などがすべて入っているバッグがない…。電車の中で携帯を触った記憶はありましたから、恐らく車内です。ということは、我がバッグの命運はSクンに賭かっているのですが、Sクンに連絡する手段がない。駅の構内で呆然とするしかありません。

 しかし、Sクンの自宅は車で10分程度。正直、飲み歩きが趣味のSクンですから、すんなりと家に帰る保証もないんですが、家の鍵もあのバッグの中。事情を説明したタクシーの方にSクンの住むマンションまで送ってもらい(お金は後で払います、と連絡先を渡して)、日も変わろうかという時間に外でジッと待つしかない。時間にすれば20~30分ぐらいだったのですが、これが実に長く、寒く感じられます。で、ようやく道の向こうからやって来たSクン。我がバッグを保管し、最寄り駅に預けてきてくれた、と。付き合ってから10年近く、こんなに彼が神々しく見えたことはありません。急いで駅に向かい、命綱のバッグと“再会”。ホッとした次第です。

 ということで、Sクンに何かおごらなアカンなと感謝して、酒はほどほどにと改めて胸に刻みつつ、そろそろ本題へ。

 東京スポーツ杯2歳Sでワタクシが本命を打ったのはクリノガウディー(牡、父スクリーンヒーロー)。今日、藤沢則調教師に話を聞きますと、「道中で力んでいたからね。展開も厳しかったから。前走のようにためて、脚を伸ばす形なら良かったけど」と残念そうに振り返っていました。とはいえ、見せ場は作っていましたし、悲観はしていない様子。今後は朝日杯FSに登録しつつ、エリカ賞も視野に入れているようです。このエリカ賞、池江厩舎のアルクス(牡、父ハービンジャー)も出走を予定しているようで、鞍上はモレイラJになるとのことです。阪神JFを除外になった場合には橋口厩舎のエールヴォア(牝、父ヴィクトワールピサ)も予定しているようですし、復活元年から熱い戦いになりそうな予感です。

 そのエリカ賞に母ヴィルシーナの血統馬、ブラヴァス(牡、父キングカメハメハ)を送り出す友道厩舎は阪神JFに2頭出しの予定。その鞍上ですが、ビーチサンバ(牝、父クロフネ)は福永J、レッドアネモス(牝、父ヴィクトワールピサ)は戸崎Jとの新コンビで臨むことになりました。あと、秋の阪神で新馬を勝った後、休養しているグランデストラーダ(牝、父ハーツクライ)は12月28日の阪神芝1800メートルの平場に出走予定とのことです。

 その阪神JFの有力馬の1頭だったアウィルアウェイ(牝、父ジャスタウェイ)が左前の球節部の故障で、同レースを回避することになりました。「大事を取ってのもので、症状は重くありません」と高野調教師。その表情は決して暗いものではありませんでしたし、確かに桜花賞まで出走可能な賞金は十分にあります。ここは無理をする時期じゃないという判断でしょう。あと、秋明菊賞を勝った高橋亮厩舎のローゼンクリーガー(牝、父ノヴェリスト)は阪神JFを目指していくとのことです。

 さて、話は大分、さかのぼって東京スポーツ杯2歳Sですが、このレースで11着だった池添学厩舎のカテドラル(牡、父ハーツクライ)、15着だったゴータイミング(牡、父ディープインパクト)の今後は未定。カテドラルは「レース前から力みがありましたから」と池添学調教師は振り返っていました。ゴータイミングはひと息入れて、次戦は来年になりそう。距離は詰めそうな感じでした。松永幹厩舎の新馬を勝った2頭は次走未定、福島で未勝利を勝ったカレンソナーレ(牝、父オルフェーヴル)は中京のつわぶき賞へ向かいます。

 最後に本日の入厩馬。池江厩舎には叔父に種牡馬としても活躍するスカイメサ、従兄弟にアルキメデスなどを持つブルーエクセレンス(牡、父ディープインパクト、母タッチ2)が入ってきたようです。さらに、未勝利―紫菊賞と連勝中のアドマイヤジャスタ(牡、父ジャスタウェイ)もホープフルSでの復帰へ向け、栗東に戻ってきたようですよ。今日はここまで、また明日です。ではでは

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