大器の予感(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、つい先日のこと。久々に「ギザ十」を発見しました。いや~、懐かしい響きです。ギザ十とは縁に多数の溝が彫られている10円玉のことで、昭和20年代後半から30年代前半に製造されたものが中心。今回、見つけたのは「昭和二十九年」製造のもの。今から64年も前のものになりまして、なかなか年季の入った、くすんだ色をしています。

 子供の頃はね、その年にできた硬貨、今年なら「平成三十年」と入ったピカピカの硬貨が手元にあった時、妙にテンションが上がったモノなんですよ。あと、硬貨を年代別にそろえようとした頃もあったっけな。「十円の昭和48年がない」とか、「昭和52年だけで五円玉の昭和50年代は完成」とか勝手に盛り上がっていた記憶が…。当時は小遣いしかなかった身だけに、貴重な百円玉でコレクションを作ることはできなかったんですよね。

 ワタクシが生まれた昭和51年の後、新しくできた硬貨は500円玉だけ。今までの一円、五円、十円、百円玉より明らかにサイズが大きかったため、500円という値段以上に高価で畏れ多いものだと感じていましたよね。子供の頃のことを振り返ると、まずは硬貨のズッシリとした重さからお金の価値を教えてもらった気がします。そして、続く「お札」の壁がまた高かったこと…。もし、これからカードや電子マネー中心の世の中になったとすれば便利とはいえ、それはそれで寂しい気がしますよねぇ。

 ということで、懐かしい記憶を掘り起こす作業が終わったところで、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 明日の京都の2歳戦では音無厩舎&野田みづきオーナーの「ミッキー」に注目かな。英G1馬を4Rのミッキースピリット(牡、父ディープインパクト)は陣営の高い期待が、なかなか結果につながらない現状です。「もう少し走れると思うんです。ただ、思ったより良化度がスローというか…。能力的にやれていいはずです」と生野助手は話します。

 一方、2歳王者のダノンプラチナを全兄に持つミッキーバディーラ(牝、父ディープインパクト)は7Rに出走。こちらは2戦連続で8枠から外を回らされつつ、2着に入っています。「距離は問題ないと思います。体調も大丈夫ですし、何とかしてほしいですね」と生野助手。イッキに2勝を計算している土曜日です。

 中京10Rはこうやまき賞。このレース、13年に創設されたんですが、なかなかのメンバーが走っているんですよね。13年の勝ち馬はヌーヴォレコルト、16年の勝ち馬はペルシアンナイトと2頭のG1馬を輩出。ちなみに16年の5着馬はアンジュデジールで、こちらもフィールドこそ違えど、立派なG1馬です。他にダッシングブレイズなども走っていますね。地味ですが、結構注目な500万特別と言えます。

 今年も粒ぞろいのメンバーがそろいました。従来のレコードを2秒も更新する決着だったきんもくせい特別で2着だった池江厩舎のダノンチェイサー(牡、父ディープインパクト)が有力でしょうが、このタイムへ導く積極的な先行策をとった矢作厩舎のジャスティン(牡、父オルフェーヴル)も気になる1頭です。「距離短縮になりますし、勝っているのは左回り。開幕週の馬場もいいと思います」と安藤助手は巻き返しを期待しています。

 その矢作厩舎で先週の白菊賞を勝ったのがリアルスティールの全妹、ラヴズオンリーユー(牝、父ディープインパクト)。一瞬だけ本気を見せたような、その勝ちっぷりからも分かりましたが、「ひょっとしたら、本当にすごいかもしれません」と話すのは安藤助手。というのも、レース後も本当にケロッとしていたようなんです。レース後に放牧へ出されましたが、それは減った馬体を回復させるためだけのもの。とはいえ、2勝している以上、焦ってレースを使う必要もありませんし、次戦はどこへ舵を切るのか、今後が非常に注目の一頭と言えます。

 最後にジュリアナ橋本記者からの情報提供を。須貝厩舎で未勝利、紫菊賞と連勝中のアドマイヤジャスタ(牡、父ハーツクライ)はホープフルSで引き続き、ルメールJが手綱を執ることになったようです。あと、東京での新馬を勝っているカヌメラビーチ(牡、父ロードカナロア)は千両賞を予定。さらに、先週の新馬を勝ったラフェリシテ(牝、父ルーラーシップ)はひと息入れた後、紅梅Sでの復帰を目指しているとのことでした。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

阪神3R・10スパンキーワールド(前走は陣営の思惑通り、砂替わりでレース内容が良化。ここは強敵不在で決める)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神8R・5ブルベアラクーン(最近は厳しい競馬を強いられている。上がりのかかる阪神向き。スムーズに先行なら)

阪神11R・2ダンビュライト(マルターズアポジーが引っ張る緩みない逃げは歓迎のクチ。要は落ち着き次第。中間はプール調整などで落ち着きあり)

中京9R・3センティフォリア(小倉での初勝利が非常に強かった。使いつつ、気配は上向き。長くいい脚が中京で生きれば)

中京11R16メイソンジュニア(近走は気性的な問題か。揉まれにくい外めの枠からスムーズに先行なら)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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