リステッド(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。今年の年末年始は埋まると踏んでいたスケジュールが埋まらないことが多く、どうもチグハグだった感じ。栗東から帰る今日もそんな思いを抱えつつ、そろそろ行ってみましょうか♪

 さて、今年に入ってからのスポーツは驚きの連続です。今日の箱根駅伝では絶対的本命の青山学院大が5連覇でストップ。まぁ、最近の箱根駅伝は復路で一方的な展開が多く、「王者」が追いかける立場に回ったことで、スリリングなレースとなったことは確かです。とはいえ、まさか負けるとは思わずに、取材中に聞こえてくる実況に耳を傾けておったのですが、聞けども聞けども「青学が来ました!」みたいな聞こえてこず、東洋大と東海大の首位争いばかり。最後は地力で2位まできたものの、前半のビハインドはやはり大きく…。

 ただ、個人的にインパクトがあったのは昨日の大学ラグビー。9連覇中の帝京大学が負けるとは全く思っていなかった。しかも、大学ラグビーでは劣勢を強いられていた関西圏の天理大学が大仕事を成し遂げるとは…。昨日は原稿を執筆中に試合をチラチラと見ておりましたが、いやいや、フロックどころか、圧倒してるやんと驚きの展開(たまたま、ボクが見ている時だけかな)。まぁ、青学も帝京大も一時代を築いたチーム。スポーツって混戦状態でせめき合うのも面白いけど、個人的には競馬でいうスターホースみたいな絶対的存在がいる方が面白いんですよね。番狂わせに居合わせた時の身震いするような感覚というか。まっ、とにもかくにも、今年は珍しく序盤からスポーツをよく見ております。

 ということで、那須川天心選手も番狂わせを演じてほしかったと、大みそかを懐かしみつつ、そろそろ本題へ。今日もナマ情報を中心にお伝えしましょう。

 さて、ワタクシが調教でよく見ている坂路モニターは上がってくる馬たちの時計が次々と表示されるんですが、重賞登録馬は分かりやすく黄色になっているんです。そして、別の画面でどのレースに登録しているかの情報が入っている。例えば今週なら「リライアブルエース 京都金杯」みたいな。で、今朝のこと。時計の画面に黄色の文字でプライドランド(牡、父ディープインパクト)の馬名が出てきました。うんっ、この3歳馬はシンザン記念に登録していたかなと思いつつ、横の画面を見ると、「プライドランド ジュニアC」の文字が出ていたのです。

 そう、ジュニアCは今年から設定された「リステッド競走」なのです。重賞には及ばずとも、普通のオープン特別よりも少し高い格付けをされた競走。とはいえ、レース名も今までと同じでピンとこなかったんですが、こうやって色づけされると、「そうか、リステッドになったんだ」と実感した次第です。

 そのリステッドでPOG的に1月の目玉となるのは「若駒S」でしょう。過去にディープインパクトを筆頭にマカヒキやアンライバルド、ヒルノダムールやブラックタイドなど勝ち馬から多くの活躍馬が出ています。今年も現時点で松田厩舎のサトノウィザード(牡、父ロードカナロア)、友道厩舎のブラヴァス(牡、父キングカメハメハ)、さらに昨日の更新で書いた中内田厩舎のヴェロックス(牡、父ジャスタウェイ)が参戦を表明しています。

 さらに、本日の取材で聞いたのが松永幹厩舎のリオンリオン(牡、父ルーラーシップ)です。鞍上は引き続き福永J。前走の黄菊賞で3着でしたが、個人的にはいかにも展開に負けたような印相。「相手はそろうみたいだけど、期待している馬だし、今度は勝ってほしいですね」と松永幹調教師は期待しています。

 松永幹厩舎では千両賞4着だったルプリュフォール(牡、父ロードカナロア)は右ひざの骨折が判明し、休養に入るようです。「レース中でしょうね。楽しみにしていただけに残念です」と肩を落としていました。昨年末の中山で除外になったモンペルデュ(牝、父Cairo Prince)は来週13日の平場500万(ダート1200メートル)を予定。「やっぱり、調教は動くね。楽しみ」と口にしていました。また、母にヘヴンリーロマンスを持つ血統馬のゼルク(牡、父Awesome Again)は翌日、来週14日のダート1800メートルを予定しています。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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