兆し(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、今年から当ブログの美浦バージョンの担当がサカモト記者に代わりました。競馬記者になって、もう3、4年経つのかな。確か野球担当からの異動だったんですが、個人的には全く面識のない人間だったんです。ワタクシより、数年下の後輩らしい、という情報程度。で、紙面の写真で初めて顔を見たワケですが、それが3日の紙面で行ったクラシック対談などでよく使われている、ぶっちゃけ、非常に人相の悪そうに見える写真。どんなヤツやねん、と当初は思っていたのです。

 ただ、実際に会ってみると、これが予想とは全く逆の非常に腰が低い。で、見た目的には後輩って聞かなければ、先輩だと思って、敬吾に近い丁寧語から入っていたかもしれないほど、妙にどっしりとした感じもあるんです。当初は歴史上の出来事を頻繁に取り上げるコラムが多かったのですが、いつの間にやら縁起ものを求める神社参拝と、吉田類さんのような居酒屋巡りが紙面上のコラムの前振りになっております。いずれにせよ、バクチは好きなはずなんですが、渋い趣味を持っているようです。

 まっ、何はともあれ、今年から新体制。慣れるまでは更新頻度もゆっくりになるかと思いますが、そこは長~い目で見守ってくださいませ。ということで、緩~い前振りをいつものように書いたので、そろそろ本題へ。

 まずは明日の競馬から。とはいえ、明日は関西圏ではメインのシンザン記念ぐらいかな。POGで指名が多いといえば、石坂正厩舎のドナウデルタ(牝、父ロードカナロア)でしょうかね。母ドナウブルーに、その妹がジェンティルドンナ。この2頭はシンザン記念とも縁の深い血統ですもんね。石坂正厩舎といえば、坂路で目立つ時計を出す厩舎というイメージはないんですが、今週の調教は抜群の動き&時計。「ゴール板を過ぎた後もスピードに乗っていましたよ。瞬発力があるんでしょうね。3歳牝馬でこれだけの時計が出るんですから」と松岡助手は素質を感じ取ります。前走のデイリー杯2歳Sは特殊なスローペースで持ち味が生きなかった感じですが、今回は改めて期待したいところです。

 ここからは早々とPOG情報。まずは矢作厩舎から。「ホッとしたよ」と今週の3日に切り出されたのは、春先から期待の大きかった外国産馬ユニコーンライオン(牡、父No Nay Never、母Muravka)のことでした。今週の栗東・CWコースでは手応えに余裕を持たせながら、ラスト1ハロンは11秒台をマークしたのです。ずっと前向きさという点に関して心配していたんですが、「その点に関しても、徐々に良くなっている感じ。もともと、体つきはいい馬だったから」とこの日の動きに手応えを深めたようです。

 当初は20日の芝マイルに照準を定めていたんですが、来週の京都にも芝マイルの新馬があるため、そこも視野に入れていくとのこと。ただ、ようやく春先に聞いていた期待値に近づきつつあることは間違いないと思います。あと、今週の坂路で上々の動きを見せていたプリンシパル(牡、父Pivotal、母Sea The Bloom)は19、20日あたりの京都ダート1800メートル、芝マイルを視野に入れていくようです。

 続いては池江厩舎。来週の京都芝2000メートルで注目のサトノソロモン(牡、父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴ)がデビューします。今週の追い切り後、岩崎助手に話を聞いてみたんですが、こちらも好感触なんです。「放牧に出す前は重苦しさがありましたけど、今はやるたびに素軽さが出てきましたね。それでいて、力強さは残ったままですから。良くなってきていますよ」と口にします。正直、夏に在厩している頃、さらにはその後の取材でも池江調教師は慎重なトーンが目立ったのですが、確かな上昇気配が感じられるようです。あと1週間で、どこまで態勢が整うのか。注目したいところです。

 池江厩舎は20日の中山マイルをルメールJで予定しているボッケリーニ(牡、父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ)も調整しています。こちらはラブリーデイの全弟になりますね。「やっている担当(助手さん、ちなみにラブリーデイと同じ山元助手)がいいことを言ってましたよ」と岩崎助手は話していました。

 あとは鮫島厩舎に今年産駒がデビューしたパドトロワの妹、スワンレーク(牝、父ロードカナロア、母グランパドドゥ)が入ってきています。「パドと顔はそっくりなんですが、パドよりも柔らかみがあって、距離はもちそうな感じです」と野田助手。トモに緩い面があって、入厩が遅れたそうですが、早ければ19、20日あたりの初陣も視野に入っているとのこと。取材ではいい感触を受けた一頭です。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都6R・2ブリッジオーヴァー(昨日が堅すぎたんで、ちょっと今日は冒険気味。攻め馬の動き、個人的に好きな血統でもあり、追いかけている馬。仕上がりよく、能力は現級上位。単勝と5メイショウジークとの2頭軸かな)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都1R・14アイタイ(他馬を気にするこの馬にとって、さらに初ダートにとって魅力的な外枠。スムーズに運べば)

京都5R・5ナムラモア(傑出馬不在ながら、粒ぞろいのメンバー構成。先行勢が少なく、開幕馬場を味方にスイスイと)

京都8R・2メイショウテンモン(ダートは先行馬天国。本質的に距離は千四より千八向きの見立て)

中山9R・6エクセレントミスズ(前走は行き脚つかず。前へ行って、しぶとさを生かす形なら面白い)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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