注目の初陣(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、ツイッターにあげられた猿たちが群れをなして、電線を渡っている動画が反響を呼んでいるようです。実際に見てみましたが、確かにほほえましい、ホッとする動画です。と、この動画を見ていて思い出したんですが、皆さんは「猿のストライキ」って聞いたことあるでしょうか? 先日、実家のオカンに聞いた話なんですが、大分県には山にいる猿たちを餌付けしている高崎山っていう施設があるんですよ。結構な観光名所なんですが、ただ、基本は野生の猿たち。頭数が非常に増えたということで、与える餌を制限するようになったらしいのです。ただ、これで怒ったのが、もちろん猿たち。今まで見学者たちが見れるような場所に山から下りてきていたんですが、山奥に引きこもるようになったというんです。人間でいうところの“出勤拒否”というか…。

 この高崎山、ワタクシが子供の頃から猿のみがお目当てっていうような施設なんですが、ホントに人が多いんですよ、行楽シーズンなんて。けど、猿が襲いかかったみたいな事件は聞いたことないし、こんなストしてまっせみたいな話を聞いていると、やっぱり猿って賢いんでしょうね。あの電線渡りの動画を見ながら、もう20年近くは行ってない高崎山が懐かしいな、と思う今日この頃であります。

 ということで、久々の大分ネタを書いたところで、そろそろ本題へ。まずはジュリアナ橋本記者からの情報提供、帰ってきた角居厩舎のお話といきましょう。京都で新馬を圧勝したタイミングナウ(牡、父Tapit)は武豊Jとのコンビで中京のごぎょう賞へ向かいます。また、昨年12月の新馬で一瞬の抜け出す脚が印象的だったグラディーヴァ(牡、父ハービンジャー)は引き続き、MデムーロJで若竹賞を予定しているとのこと。500万でまさかの足踏みが続いているトーセンカンビーナ(牡、父ディープインパクト)はセントポーリア賞へ向かうとのことです。

 来週の京都芝マイルをMデムーロjで予定しているのが桜花賞馬の子供になるクインオブザシーズ(牝、父ノヴェリスト、母レジネッタ)です。「イレ込みやすいところがあって、なかなかふっくらしてこない現状だが、走ることに対して前向き。来週には態勢が整いそう」と辻野助手は話しているようです。馬体重は420~430キロとのこと。この血統からもそろそろ大物が出てきてほしいところですけどね。ここまでがジュリアナさん情報でした。いつも、すいません。

 さて、明日の競馬で注目は何と言っても京都6R。サトノソロモン(牡、父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴ)のデビュー戦でしょう。ここでも何度か書きましたが、昨夏にデビューへ向けた調整を行っている時、池江調教師や厩舎スタッフに取材していても、あまりトーンが上がらなかったのです。しかし、16年のセレクト当歳セールで2億8000万円もの値段がついた良血馬。結局は一度、放牧に出して、立て直すことを決断したのです。

 しかし、この中間はトーンがまるで違います。先週の更新で岩崎助手の話を書きましたが、今週話を聞いた兼武助手も非常に歯切れがいい。「やるごとに良くなってきましたね。しっかりと体力がついて、走りがダイナミックな割に、軽さもあるんです。いい馬ですよ」。馬体は540キロほどある雄大な馬とのこと。同じ「サトノ」でいえば、アラジンという感じではないですかね。ご存じの通り、全弟になる今年の2歳馬はセレクトセールで5億8000万円がついているほどPOG的にも注目の血筋。この兄がどんな走りをするかで、来年のPOG戦線も変わってくるかもしれません。

 続いては松永幹厩舎から。先週の新馬で3着だった母にダンスインザムードを持つ血統馬ダンスディライト(牡、父キングカメハメハ)は「初戦からはどうかと思っていたけど、内容は良かったと思う」と松永幹調教師は手応えをつかんだようです。今後は27日の芝2200メートルにMデムーロJでスタンバイとのこと。次は上積みも見込めそうです。あと、新馬のデビュー予定では来週の京都芝マイルにグラッブアドリーム(牝、父トーセンホマレボシ、母パナシュドール)、同じく来週の京都ダート1400メートルにウィズリー(牝、父タートルボウル、母アイアムマリリン)がスタンバイしています。この2頭は感触として、使いつつという感じでしょうか。

 そして、同じく来週の中京芝2000メートルに藤岡佑でスタンバイしているのがレッドムルガン(牡、父ハービンジャー、母ビジュアルショック)です。姉にブラックスビーチなどがいますよね。こちらは感触も上々で、「動くようになってきている。初戦から走れるんじゃないかな」と松永幹調教師は話していました。

 そんな松永幹調教師が「攻め馬の動きがすごい」と苦笑いを浮かべるのが京都4Rに出走する本日のネット限定「厳選馬」、モンペルデュ(牝、父Cairo Prince)です。「今週だって、やらなくても良かったのに自然と時計が出ました。スピードが違うね」と説明します。まずは確実に2勝目を挙げた後は、芝に転戦するプランも視野に入っているとのこと。ここも通過点にしてしまうのか注目です。

 ということで、馬券王への道 延長戦をどうぞ。

京都3R・6アポロラスベガス(大型馬の2戦目で順当に攻め馬も良化。先手を取れれば)

京都12R・5ジャスパーウィン(要は当日の落ち着き次第だが、スピード生きる距離の方が合う)

中山10R・5レーヴムーン(前走は直線でゴチャつくロス。一戦ごとに気配は上向き)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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