夢が膨らむ物語(美浦)

 どうも、坂本です。今週もよろしくお願いいたします。

 1日の金曜日の美浦トレセンは、前夜から降った雪の影響で一部のコースが閉鎖されるなど影響がありました。その前夜は記者仲間と居酒屋Yで焼き鳥を頬張っていましたが、外に出てから、積もり始めた雪にびっくり。調教時間は普段と変わらずに午前7時開始でしたが、スタンドへ向かう途中の一般道を歩いている時に、消防車と救急車がけたたましいサイレンとともに走っていくのを見かけました。こういう時に何事も無理せず、「安全第一」を心がけたいものです。

 それでは本題にいきましょう。先週の勝ち馬で話題を呼んだのは、1月26日の未勝利戦(東京・芝2400M)で初勝利を挙げたピンシェル(牡、父ルーラーシップ)です。オークスなどG1を5勝した名牝メジロドーベルのラストクロップで、ゴール前できっちりと差し切った横山典騎手の手綱さばきが光りました。

 デビュー3戦目での勝利に高橋文調教師は「まだエンジンは完全にはかかってはいないけど、気持ちがあるし、競走馬としてのセンスはある。かなり能力を秘めていますね」と、喜びをかみ締めていました。1月31日に放牧に出て、今後は日本ダービーのトライアルの青葉賞(4月27日、東京・芝2400M)に向かうプランを描いています。「中山は合わないので、青葉賞一本でもいいのかなと。春先から変わっていく余地はありますからね。ダービー、そして菊花賞というような、夢を描いていい馬だと思います」と指揮官は、成長を促しながら将来性を見込んでいます。

 国枝厩舎も先週は3歳勢の活躍が目立ちました。クロッカスS(1月26日、東京・芝1600M)を制したディキシーナイト(牡、父ダイワメジャー)は、スプリングS(3月17日、中山・芝1800M)に向かう予定です。国枝師は「目標はNHKマイルC」と、春の路線をイメージしています。そして梅花賞(1月26日、京都・芝2400M)を勝ったサトノラディウス(牡、父ディープインパクト)は、報知杯弥生賞(3月3日、中山・芝2000M)に向かいます。

 重賞2勝馬の高木厩舎のニシノデイジー(牡、父ハービンジャー)や、デビュー2連勝で京成杯を制した戸田厩舎のラストドラフト(牡、父ノヴェリスト)など、報知杯弥生賞は続々と好メンバーが集まっていきそうです。

 そして堀厩舎からは、先週のブログでフリージア賞(2月16日、東京・芝2000M)に向かうとお伝えしたシュヴァルツリーゼ(牡、父ハーツクライ)が、共同通信杯(2月10日、東京・芝1800M)と両にらみで調整を進めるそうです。森助手は「まだ入厩して日が浅いので、まだ去年の秋よりも動きが重い。馬の状態を見ながら、決めることになると思います」との説明でした。デビュー2戦目(1月27日、東京・芝1600M)で勝ち上がったフォルコメン(牡、父ヴィクトワールピサ)は、すでに放牧に出ています。

 それでは今回はこのへんで。

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