牝馬戦線を見てみよう1(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、本日は今週末の中央競馬で引退される調教師への取材が非常に多かったんです。で、その取材もひと息つき、坂路脇に立っていると、「俺が引退の時は頼むよ」と笑顔で声をかけてきたのは池江調教師。しかし、調教師の定年引退が現行のままで続いていくなら、センセイが引退するのは2039年2月。ワタクシも62歳になっています。「その頃まで栗東にいるんですかねぇ」なんて返していると、「ただ、今の医学の進歩からすれば高齢の人は増えるし、君たちの定年も延びるだろう」と。確かに何の仕事もない日々は退屈でしょうが、我々も70歳定年なんて時代になると、まだ社会人生活は半分も終わっていない。う~む、先は長いか…。

 そんな中で池江調教師に教えてもらって驚いたのが平均寿命について。今までワタクシ、平均寿命でその年に亡くなった方の年齢を平均したものだと思っていたのです。ところが、それは「平均死亡年齢」。じゃあ、平均年齢って何なのかと言えば、出生時や0歳時における平均余命、つまりは何歳まで生きれるかという推測(もちろん、色々な計算に基づく)による値だと言うのです。詳しくは平均寿命でググっていただくと分かると思いますが、生まれて40数年、平均寿命=平均死亡年齢と思っていただけに、目からうろこが落ちる思い。やはり、調教師の方々は博識というか、色々なことを知ってらっしゃいます。

 ということで、そろそろ本題へ。週末は明日の競馬、といきたいんですが、明日はそれほどPOG的に注目のレースがない。一応、最も気になるのが阪神の4Rかな。矢作厩舎のマルシュロレーヌ(牝、父オルフェーヴル)と友道厩舎のシングインザレイン(牡、父マンハッタンカフェ)に注目しております。ここはジェンティルドンナを母に持つモアラアネラ(牝、父キングカメハメハ)の復帰戦にも注目したいですね。

 ということで、早くも来週に目を向けますと、牝馬戦線では非常に重要なチューリップ賞が行われます。もちろん、始動戦となる2歳女王のダノンファンタジー(牝、父ディープインパクト)が主役となるわけなんですが、ここで今年一発目、牝馬戦線の現時点での賞金順を見てみたいと思います。一応、賞金900万以上でクラシック戦線の可能性がある馬を抜粋しております。

〈1〉ダノンファンタジー(牝、父ディープインパクト)=栗東・中内田、5100万

〈2〉クロノジェネシス(牝、父バゴ)=栗東・斉藤崇、4250万

〈3〉フィリアプーラ(牝、父ハービンジャー)=美浦・菊沢、2150万

〈4〉メイショウケイメイ(牝、父ワークフォース)=栗東・南井、2100万

〈5〉グランアレグリア(牝、父ディープインパクト)=美浦・藤沢和、2050万

〈6〉ディアンドル(牝、父ルーラーシップ)=栗東・奥村豊、2000万

〈7〉アウィルアウェイ(牝、父ジャスタウェイ)=栗東・高野、1950万

〈8〉シェーングランツ(牝、父ディープインパクト)=美浦・藤沢和、1850万

〈9〉ビーチサンバ(牝、父クロフネ)=栗東・友道、1700万

〈10〉アクアミラビリス(牝、父ヴィクトワールピサ)=栗東・吉村、1600万

〈10〉ホウオウカトリーヌ(牝、父マツリダゴッホ)=美浦・栗田徹、1600万

〈12〉ウインゼノビア(牝、父スクリーンヒーロー)=美浦・青木、1200万

〈13〉メイショウショウブ(牝、父ダイワメジャー)=栗東・池添兼、1150万

〈14〉アズマヘリテージ(牝、父トーセンジョーダン)=栗東・河内、1000万

〈14〉ラブミーファイン(牝、父ジャスタウェイ)=栗東・田所、1000万

 ということで、今年の賞金900万円を超える組で桜花賞が選択肢に入りそうな馬はこのあたりかな、と。今年はすでに直行を表明している有力馬が結構、多いんですよね。となると、賞金900万組や400万組で優先出走枠を取る馬が多いかも、と考えています。毎年、この時期に言うとることのような気がしますが、賞金ボーター高いんじゃないかのかな、という印象ですね。まぁ、今年はこの表をベースに変化を加えていきたいと思います。

 そうそう、賞金900万組で非常に気になっているのが橋口厩舎のエールヴォア(牝、父ヴィクトワールピサ)です。MデムーロJとのコンビでフラワーCでの復帰を予定していますが、橋口調教師は「ひと回り大きくなって、かなり成長していますよ」と笑顔を浮かべていました。エリカ賞は非常に強い勝ちっぷりでしたし、フラワーCでの走りが楽しみ。ちなみに、僚馬でスプリングSに向かうリーガルメイン(牡、父ハービンジャー)は三浦Jとコンビを組むようです。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

小倉9R・9コロンバスデイ(未勝利の身ながら、恐らく格上挑戦で1番人気。危うい人気馬の匂いもするが、単純にこの馬、追いかけてるんです。このメンバーなら大崩れは考えられず、初Vの絶好機)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神11R・8オルナ(前走は先行馬に厳しい流れ。今回は斤量が3キロ減。先行有利のコースで)

中山10R・7オスカールビー(中山での強い勝ちっぷりが印象的。52キロで再度の逃亡劇)

小倉4R・3アールウォーケン(非常に強かった勝ち馬にツキバテの前走。一変の余地は十分)

小倉6R・10タイキラメール(「攻め馬の感じがすごくいい」と谷口助手。この距離のスペシャリスト)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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