【仏G1・ジャックルマロワ賞】レコレトス、マイルで開花!道悪はお任せ

スポーツ報知

◆ジャックルマロワ賞・G1(8月12日、芝1600メートル・仏ドーヴィル競馬場)

 JRA海外馬券発売対象の仏G1・ジャックルマロワ賞(ドーヴィル競馬場・芝直線1600メートル)は日本時間12日23時20分に発走予定。仏G1・イスパーン賞の覇者レコレトス(牡4歳、仏・Cラフォンパリアス厩舎)は同レース3勝のペリエを背に、父ウィッパーとの父子制覇が懸かる。稍重以上で5勝の道悪巧者でもある。

 レコレトスは16年秋にデビューし、1800メートル以上の距離を使われてきた。17年には仏ダービーの前哨戦である仏G2・グレフュール賞を勝ったが、本番ではブラムトの3着。仏G3・プランスドランジュ賞を勝って臨んだ昨秋の英チャンピオンSでもクラックスマン、ポエッツワード、ハイランドリールの強豪を前に4着と、G1でひと押しが利かなかった。

 今年に入ってマイル路線に転向。初の1600メートルとなった仏G2・ミュゲ賞を4番手から抜け出し、今春のイスパーン賞では6頭立ての最後方から内に潜って直線半ばで差し切り、2連勝で待望のG1制覇を達成した。

 道悪での好走が目立ち、全6勝のうち5勝は道悪(重4勝、稍重1勝)でのもの。《1》〈7〉〈7〉着の芝の良馬場に対し、稍重以上では7戦5勝、3着1回とタフな馬場を得意としている。今夏のフランスは例年以上に暑い日が続くが、馬場が渋れば可能性はより広がる。

 デビューから手綱を執るペリエは01年ヴァオリミクス、02年バンクスヒル、09年ゴルディコヴァと3勝をマーク。言わずと知れたその手腕も魅力的だ。名手を背に、3歳時にこのレースを制したウィッパーに続く父子制覇を狙う。

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