【仏G1・ジャックルマロワ賞】3歳勢は例年以上にレベルが高い…海外競馬通・成田幸穂の予想

スポーツ報知

◆ジャックルマロワ賞・G1(8月12日、芝1600メートル・仏ドーヴィル競馬場)

 ジャックルマロワ賞は、過去10年で3歳馬が6勝を挙げて古馬に勝ち越している。今年の3歳勢は例年以上にレベルが高い印象で、上位独占もありそうだ。

 本命はG1・3連勝中の3歳牝馬アルファセントーリ。ステップレース分析でも記したとおり、前々走のファルマスSでは後続に6馬身差をつけた上にコースレコードで楽勝。祖母と曽祖母がジャックルマロワ賞の覇者と血統面も申し分ない。

 相手も3歳馬を上位に取る。ジャンプラ賞2着のカスカディアンは重賞未勝利ながら、名伯楽ファーブル師が手掛ける素質馬だけに怖い存在。マイル戦で3戦全勝のウィズユーは道悪での実績もあり侮れない。ジャンプラ賞の勝ち馬で充実著しいインテロジャントも差がなく続く。古馬勢ではアクシデンタルエージェント、レコレトスを押さえたい。

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、南関東版・競馬ブックと研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。

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