【メルボルンC】エイダン・オブライエン厩舎勢が中心…海外競馬通・成田幸穂の予想

スポーツ報知

念願のメルボルンC初制覇へ向けて、エイダン・オブライエン厩舎勢とゴドルフィンによる激しい争い。そこに未知の魅力を秘めたイギリス調教馬が加わり、混戦ムードとなった。

 本命はオブライエン厩舎のザクリフスオブモハー。同厩舎、昨年2着のヨハネスフェルメールと全く同じ臨戦過程で、勝負気配が強い。前2戦はいずれも余力残しの感があり、名手ライアン・ムーアを鞍上に迎えた今回、いよいよ本領を発揮しそうだ。

 相手筆頭もオブライエン厩舎のユカタン。衝撃的とも言うべき前走の勝ちっぷり、過去10年で3頭の勝ち馬が出ているハンデ54・5キロにも好感。ゴドルフィンのベストソリューションはコーフィールドCを完勝。トップハンデは厳しいハードルだが、このメンバーでは地力上位だ。

 日本のチェスナットコートは、昨年の勝ち馬リキンドリングと同じ4番ゲートに入った。今年は思いのほか欧州組が強力だったこともあり、印を回せなかったが、休み明けをひと叩きされての前進を期待したい。

◎ザクリフスオブモハー

○ユカタン

▲ベストソリューション

△ロストロポーヴィチ

△マジックサークル

△ムンタハー

△ヴァンジュールマスク

△アプリンスオブアラン

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、南関東版・競馬ブックと研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。ラジオNIKKEIの「メルボルンカップ実況中継」に出演予定。

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