【メルボルンC】チェスナットコート不利受け14着 英クロスカウンターG1初挑戦V

スポーツ報知
直線一気を決めたクロスカウンター(右から2頭目)が優勝。チェスナットコート(左端)は14着に沈んだ

◆第158回メルボルンC・豪G1(11月6日・芝3200メートル、豪・フレミントン競馬場、重)

 今年のJRA海外馬券発売第6弾、メルボルンC・G1が6日、オーストラリアのフレミントン競馬場の芝3200メートルで行われ、英国から参戦した7番人気のクロスカウンター(セン3歳、アップルビー厩舎、マカヴォイ騎手)が制した。

 最終コーナーでも後方に位置していたが、直線で外に出されると、最軽量のハンデ51キロの3歳馬は外から一頭だけ違う脚いろ。内から伸びた同じ英国の4番人気、マルメロに1馬身差。デビュー2連勝を飾った期待馬が去勢手術などを経て、G1初挑戦でビッグタイトル(1着賞金400万オーストラリアドル=約3億5190万円)を手にした。158回の長い歴史を誇る豪州最大のレースで英国調教馬の制覇は初で、3着にも中2日での出走だったアプリンスオブアランが入り、英国勢が上位を独占した。

 日本のチェスナットコートは14着。コーフィールドC(13着)から反撃を狙ったが、中団のインから仕掛けた直線でスムーズさを欠き、外に進路を切り替えるロスもあり、勝ち馬から16馬身ほど離される結果となった。

 川田騎手(チェスナットコート=14着)「中団やや後ろの内めをキープすることを考えていましたが、思い通りの競馬ができました。馬は精いっぱいの競馬をしてくれたと思います」

 矢作調教師「4角の追い出そうというところでの不利が決定的でした。あの不利がなければ、もう少しいいところまで来られたと思います」

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